↑人気の御質問シリーズ⑩
更新。テーマは「大人の寂しさ」。

ダッシュでレイトショーに向かい、

ナイトメア・アリー(悪夢の小道)

鑑賞しましたーっ!💨📽


テーマは、見世物小屋の芸人の栄枯盛衰、

欲にまみれた人間模様ってとこかな?


古き良き時代の色味を抑えた重厚な雰囲気

そのままの映像が、非常に素晴らしい。



同じ監督の数年前の、名作?えー?

シェイプオブウォーター

を彷彿とさせるが、あの作品はヒロインが

アタクシ好みでない不幸感満載な上に、

その不幸な幸子

やたら脱ぐゲロー妙に濡れ場が多くて

気に入らんかった。ゲローゲローゲロー


今回の作品も、暗くて湿っぽくて性格悪い

キャラばーっかで、、、







とっても良か

ったワ笑🌻




あらすじ等はググっていただくとして、

アタクシが一番 印象的やったのは、


「人かっ?獣かっ!?」が謳い文句の、

生きた鶏をむさぼり喰らうっつう醜悪な姿を

晒す見世物小屋の芸人

獣人 ギーク でございます。





ちょいネタバレやから 鑑賞予定の方は

この先の記事はパスした方が良いかも?

やけど、映画の序盤でギークの正体も判る

から、たいしたネタバレではない。笑



で、件のギークの正体は




アル中&ヤク中で気狂いの

ただの汚いオッサン です。


アルコールとヤクに釣られて、見世物小屋の

座長の傀儡となってるだけ。


昔はこーゆーの多かったんやろな、ひどい話

やけど。


で、このギークは裸で垢まみれ、ガリガリで

ザンバラ髪、まさしく野獣そのものの姿、

いつも金属製の不潔な檻に監禁されてる。


そこだけ見たら可哀想な境遇やけど、元はと

言えば自業自得やからか、座員の誰も

ギークを憐れむことはしない。


で、ギークはその汚い檻の中の床で肢体を

縮こませながら震えた声で

「俺はこんなんじゃ

ない、、、本当は違うんだ

、、、違う、、、」

と呪文を呟くように嘆くのです。チーン


いやもー、


本当の自分はこんなのでは

ない


ってのが胸に刺さり


自分自身はどうなんやろ?

今の自分はホンマの自分の

姿そのまんまなんやろか?

と、瞬時に自問しました。




このギークの過去は一切出て来ないから、

自分に甘かったのか?元々依存体質やった

のか?とにかくアル中になるまでの過程は

判りまへんが、


生まれつきのアル中・ヤク中ってのは

あり得へんのやし、何らかの要因により

酒と薬に徐々に蝕まれて行ったのは想像に

難くはない。


ギークの想う?思い出す?本当の自分は、

アル中でもヤク中でもなく、真っ当な仕事を

して仲間や家族に囲まれるごく普通の男の

姿なのか?


それすらもよく判らんけども、とにかく


本当の自分やと想う自分と、

現実の自分との乖離が大き

過ぎる んやろな。


、、、もはや

人 という者 からも離れすぎて、

頭のケガに蛆虫がわいて瀕死になっても、

誰にも同情すらされない境遇まで堕ちて

しまったギークに、手の施しようは無い。



、、、ギークはまぁかなりひどい版やけど、

アタクシを含め、


今の自分の姿が本当の自分 

と言える人は、この世に

どれだけいるんやろ?


と考えました。


本当の自分の姿 が、今の自分より

優れていようが劣って

いようが、

それは自分が期待してるだけの姿 


っていう可能性も大やけど。


、、、そうそう、

意識の中の劣ってる自分の

姿が期待そのもの

ということもありますのよ。


汚れたい・堕ちたい欲望が大きい人、

堕ちてる自分に対して残酷な悦びを抱いて

背徳感に浸る人、劣ってる自分 をわざと

内包させて、自分に対して現実逃避の言い訳

の道具にしてる人など様々です。


、、、優劣は別として、もしその姿 

が、本当の本当に本当の自分ならば、




今まさに現実としてその姿で

生きてるハズ。

少なくとも、その姿に近付きつつある過程を

実感できる日々なハズ。


そう考えると、現実の姿との乖離が大ければ

大きいほどに、


本当の自分と想ってる自分の姿 は、

期待が作った幻影 である可能性も

大きくなりますわねー。




、、、うーーーん、、、集中して内観して

みたら、アタクシの場合は、

自分が想う 本当の自分 は、今の自分より

少々優れてる感じ。


でも同時に、劣ってる自分 の姿も見える、

そっちも ものすごく劣ってる感じでは

なくて、幼稚感が強いワっ!笑


どっちも同じように感じ取れるから、今現在

の自分ってのは


優劣の真ん中 という感じがする。


この居心地は、良い、、、と思える時より

悪い時の方が ちょっと多い気がする。


そやから、今の自分は


優劣の真ん中ゾーンの中の

ちょっと劣寄りっ!笑


って感じーっ!皆さんはいかが?笑


まーそんなこんなで、少々偏りはあるけど

本当の自分からの乖離は大きくなさげ。


、、、あぁ、そやから 発想と行動が割と

自由なのか。笑




で、絶対的に言えるのでは?と思ったこと

はですね、ギークは元々

自分への期待が巨大な人

やったんとちゃう?



で、自分が自分に期待するほど能力は

高くなかったり、稼ぎが少なかったりして

現実の自分に嫌気がさして、、、

ほいで同時に、自分への期待が大きい人は

周囲へもものすごく期待するから、

結果として 裏切られることが多くなるん

よねー。

別にお相手達は裏切って無かったにしても、

お相手達を勝手に過大評価してる自分の期待に

気付かへん限り、その 裏切り は延々と

続いて行く、その度に憤怒や憎悪が噴出

する地獄のような生き様、、、。







そういう現実からの逃避として酒や薬に

手を出してる内に堕ちて行き、気付いた時

には獣人になってた、、、ってことやろな。


そんなこんなで、逆もまた真なり で、


自分の中の自分への期待に気付けば気付く

ほど自縛や呪縛から逃れられ、精神の

自由度は高くなるってことですワ。🌈


そーゆーことを、改めて思い出した

作品でしたーっ!🙋‍♀️