私は、塾講師をさせて頂いています。
私の勤務している塾は、進学塾ではありません。
お子さんの個性を伸ばし、自分で「考え」、自信を持って「行動」出来るお子さんに成長して頂けるように、指導をさせて頂いています。
講師とお子さんたちとのコミュニケーションを、とても大切にしています。
そして、「楽しむ」という事を、心がけています。
お子さんは、自分の興味のある事や、「ワクワク」感がある勉強には、とても集中してくれます。
数年前、小学2年の男子M君を、担当させて頂きました。
M君のお母様は、「うちの子は、アスペルガー症候群で・・・周りに理解してもらえず、学校にもなじめない。習い事も受け入れてくれる所がなかった」
と、おっしゃっていました。
お母様としては、なるべく普通の環境の中にお子さんを置きたいと、必死に検索して、この塾にたどり着かれたようでした。
お母様の言う通り、席に座る事も難しい。
やり始めたと思ったら、教室の外に走って行ってしまいます。
もちろん、勉強どころではありませんよね。
お母様は「受け入れて頂けるだけで、いいんです」と、おっしゃっていました。
これまでたくさんのご苦労をされたんだろうなぁ~と、感じました。
(お母様自身、お子さんの状況を、頭では理解していますが、心から受け入れられていないようにも思えました。)
ある時、M君は「電車大好き!」という事に気づきました。
で、これを取り入れる事にしました。
時には、M君が一番尊敬している「車掌さん」になってもらって、
「車掌さん、〇時に出発したいのですが、これ(問題)が終わらないと、出発出来ないんですよ。到着も遅れますよ~^^」
と、声掛けをすると、(M君の表情が明るくなり)瞳を「キラキラ☆」させながら、「そうですね・・・」と、列車が遅れないように、頭の時刻表で考え始めます。
M君「う~ん、では、ここまでやったら、出発しましょう」
私「車掌さん、お客さんが待っていますよ。どうしますか?」
M君「じゃあ、ここは○○にして、新幹線で行けば〇時には、到着出来るよ」
電車の絵を書きながら、そんな会話をしていると、気づいたら問題が解けていたりします。
私「車掌さん、今日はご苦労様でした。また、よろしくお願いしますね~」
M君「はい!分かりました^^」
と、ご機嫌な笑顔です。
M君の電車の話は、その後もずっと続いていますが・・・・。(笑)
一見、遊んでいるようですが・・・・
勉強を押し付けるのでなく、(車掌の)M君が自分で考えて、行動を起こしています。
「気づいたら」テキストが、終わっていました~。(笑)
M君は、勉強をしたというより、「電車ごっこ?」をした感覚の方が、強いと思います。
私は、M君に限らず、個々のお子さんが「何が」好きなのかな?
お子さんが、「どんなお話し」をしている時が、一番目を輝かせているのか?を、観察しています。
そして、それを授業の中に取り入れると、お子さんたちは「え~、なにそれ~^^」「なんだそりゃ~~」と言いながら、とても集中して取り組んでくれます。
勉強だから・・・と、真面目に「リンゴが~」とか説明されても、ワクワクしませんよね。
それより、「ポケモンが~」とか、「妖怪ウォッチのジバニャンがさ~」と言った方が、当然反応はいいです。(笑)
お母様、お子さんの瞳が「キラキラ」する時は、どんなお話しをしている時でしょうか?
大人の感覚では、何かを説明したりするとき、真面目に「ちゃんと」しないといけないと思いがちですが・・・
イメージしやすいものに変えて説明してあげると、頭に入りやすいですよ。
お子さんを大好きな主人公にして、お母様も物語の中に入ってみるのもいいかもしれません。^^
お母様がお子さんと一緒に楽しんでいる姿は、お子さんのモチベーションをアップさせます。
お子さんの勉強を見られる時には、お子さんが「ワクワク」するような「声掛け」や「イメージ」を、心がけてみてくださいね。
※明日~16日(火曜日)まで、ブログをお休みさせて頂きます。
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教育メンタルアドバイザー 仲村ゆりか
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