家の近くの
遊歩道の横にある
小さな川に
カモが泳いでいました
夏の終わりに
和やかな
ひとときを
味わいました![]()
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さて
コンくんのお話を
したいと思います
コンくんと
出会って2年近く経った
頃だと思います
ある日
夜遅くに仕事をしていた
ときでした
書類を作成し終わり
ホッと一息ついたときのことです
ふわっと
大きな
白いものが
私の前に
現れました
「え?コンくん?」
真っ白くて
鼻と目の周りが
赤くて
尻尾の大きな
お稲荷さんが
現れました
2年前に
稲荷神社で出会った
お母さんの
お稲荷さんより
ちょっと大きくて
耳が尖っていました
「コンくん?」
と話しかけると
そのお稲荷さんは
うなずきました
何かフフフと
笑みが込み上げました
「会うのは久しぶりな
気がするけど…
たまにここの
様子をさっと見に
来てたよね?」
「そうだよ
よく分かったね」
頭の中にそんな声が
聞こえました
「いろいろあったけど
お世話になりました
おかげで早く
成長することが
できたよ」
とコンくんは
言いました
口が動かず
じっとこちらを
眺めたまま
声だけが
私の頭の中に響くような
そんな感覚でした
<私>
「人間のように
成長に時間は
関係ないのね」
<コンくん>
「そうだよ
時間は関係ないよ
上手く説明
しにくいけど
時間軸はないんだ
ボクのいる
世界ではね」
<私>
「平たく言うと
経験したことが
たくさんあって
お役目を果たせるように
なったってことかな?」
<コンくん>
「そうだね、それが
近いかな?
たくさん出来ることが
増えて
位が上がったよ
ありがとう😊」
<私>
「何もしてないけどね…笑」
<コンくん>
「いやいや
人生の
苦労が多い人の
側で修行することは
ボク達の世界では
実は1番成長する
ってことなんだけどね![]()
分かりにくいと
思うけど」
<私>
「だから
早く大きくなったのね…
」
コンくんが
早く成長したことが
何となくわかったような
感じがしました
<コンくん>
「お別れを
言いに来たんだ…」
そんな
予感はしてたんです…
わざわざ姿を見せて
話しかけてくるってことは???
って…
<私>
「そうなのね…
こちらこそ
助けてくれて
本当に
ありがとう」
<コンくん>
「でも見てるからね
何かあったときは
ボクには
仲間もいるし
助けてあげられるから」
涙が込み上げてきました
コンくんは
本当に優しい
お稲荷さんでした![]()
<私>
「また会えるかな?」
<コンくん>
「うん
ボクとのことを
思い出してくれれば
大丈夫
会えるから」
私はじっと
コンくんを見つめました
もう直接
コンくんの
姿をみることは出来ないかも
しれない…
でもきっと
何処かで見ていてくれる‼️
<私>
「コンくんが私の側に
居てくれたことは
私にとって
貴重な
体験だから
心の中で大切に
思っておくね
ありがとう
そして
さよならコンくん」
<コンくん>
「さよなら」
そういうと
コンくんはスッと消えていきました
それから
10数年経ちますが…
私が氏神様として
お詣りしている
神社に⛩
お稲荷さんが
いらっしゃいます🦊
初めてお詣り
したとき
懐かしい感じが
しました
コンくんに
とても良く似た
お稲荷さんでした![]()
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「大丈夫
会えるから」
コンくんが
言ったことを
お詣りする度に
思い出して
嬉しい気持ちに
なります![]()
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