ジョブチューンだけは地上波で観ている | 共立美容外科・歯科 千葉院院長 児玉肇のブログ

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共立美容外科・歯科 千葉院院長の児玉肇です。
美容医療について、みなさんに分かりやすくお伝えしてきます。

自分は既に40代だが、ここ数年は殆ど地上波の番組を観なくなった。当たり前だがそれは僕だけで無く我々より若い世代で特に顕著なのは皆様もご存じだと思う。

 

youtube、ネトフリ、hulu、プライムビデオ等ネット配信で質の高い番組がいつでも観られる。地上波と違いニッチな番組を作成できるし、なにより予算も豊富だ。日本のテレビドラマ等を観ると悲しくなるくらいの圧倒的な差。「予算が無い」とはこういうことかと思い知らされる。

 

その一方で、まだ地上波の力、影響力というのは依然残っている。最近ネットに規模を抜かれたとは言え、TVCMや番組の影響力に驚くこともある。

 

そんな中、地上波で唯一観ているのはジョブチューン。その中で企業が食品を一流シェフに試食しもらい判定してもらう企画である。

 

一流企業の人気商品が無残にも不合格の烙印を押され、担当者の泣きそうな顔ががワイプされるのは緊張感がある。勿論、出品する企業は不合格を全国放映されても余りある広告効果、費用対効果があるということは言うまでもないが、そこで自分が思い出したのはある過去の名言である。

 

「真剣勝負というアングル」

 

これは過去に格闘技のネット観戦記で有名なメモ8氏が使った言葉である。20年ほど前にプロレス人気がK-1たPRIDEにごっそり持って行かれた時代。プロレスにはいわゆるブック(台本)があり

勝負は決まっているが、PRIDEのような格闘技は真剣勝負だから人気が出た、と人は考えそうなところを氏はこう表現した。(氏はここでプロレスと対比しているわけではないが)

 

「そうだよねえ、時代はガチンコだよねえ。やっぱり不正試合は、商売にだってならないんだ」。ガチバカの典型的な思考は、単純で予想しやすいので、外してない筈だ。

 違うんである。日本テレビが要求しているのは、総合格闘技という競技の大会ではなく、「真剣勝負」というアングルなのだ。極論すれば、日本テレビ役員が、わからない程度のワークを混ぜるのは有りなのである

 

まさにこれはジョブチューンに当てはまるところが大きいのではないかと思う。あの企画を100%のガチと信じるのはさすがにナイーブ過ぎる。あれこそまさに「真剣勝負というアングル」であり、我々がわからない程度のワーク、つまり取引があってもおかしくは無い。ただそれをワークと表現し糾弾することは我々を含む誰の得にもならない。

 

そんな20年前の言葉を思い出しながらあの企画を観て、そしてドミノピザ半額で食べました。皆win-winでいいじゃないか!