顔全体にメリハリを付けたい、より若く見せたい、という相談の患者様です。
患者様のご希望は「前額部(眉上付近)の凹みをふっくらさせたい」「鼻根部(鼻筋)を高くしたい」「涙袋にヒアルロン酸を少しだけ入れたい」「ほうれい線をより目立たなくしたい」「上口唇をハッキリさせたい」とのご希望でした。
カウンセリングの上で、ダウンタイムの少ないヒアルロン酸注入を行う計画を立てました。
ヒアルロン酸注入部位へのマーキング
前額部の眉上付近には「ジュビダームビスタボリフトXCを34G針で皮内に左右トータルで0.3cc」涙袋では「ジュビダームビスタボリューマXCを27Gカニューレで皮下に左右0.1ccずつ」鼻根部には「ジュビダームビスタボラックスXCを31G針で骨膜上に0.4cc」ほうれい線には「ジュビダームビスタボリフトXCを34G針で皮内に左右トータルで0.4cc」上口唇縁には「ジュビダームビスタウルトラプラスXCを31G針で口唇縁皮内に0.2cc」使用しました。
使用したヒアルロン酸はすべて厚生労働省で認可されているアラガン社の製品を規定通り「皮内」「皮下」と使い分けています。
ご予算の関係で今回はこのような治療内容となりましたが、もっと予算に余裕があれば「前額部の皮下全体にジュビダームビスタボリューマXCを3~4cc注入」「上口唇の粘膜内にジュビダームビスタボリューマXCを0.3~0.5cc程度カニューレで注入」「アゴにジュビダームビスタボラックスXCを0.3~0.5cc注入」などを行うとより完璧な仕上がりになります。
治療前の状態
治療直後の状態
前額部(両眉上付近)に赤く点々と針跡がわかる程度です。
翌日からのお化粧も問題ありません。
ダウンタイムはほとんど無い、と言っても良いと思います。
治療前の右側面
側面写真では「前額部の凹み」「鼻根部の高さがない」「上口唇が薄い」のがはっきりと分かります。
治療直後の右側面
一番変化が大きいと感じたのは「前額部がふっくらした」事だと思います。
鼻根部も高さが出ましたし、上口唇もボリュームアップして「アヒル口」になりました。
涙袋も少しだけボリュームアップしています(ただし、涙袋に関しては指摘されないと気付かれないかもしれませんが)
側面写真で一番気になったのは「アゴ」です。
予算の関係で今回は注入しませんでしたが、アゴへ注入することによってEラインが整ったと思います。
次回の来院の際に勧めてみようと思います。