自他 | 教蓮寺 ~お寺日記~

教蓮寺 ~お寺日記~

このブログでは、愛知県西尾市吉良町にある
浄土真宗本願寺派 明源山教蓮寺の情報をお届けします
約550年前に建立され現在は本堂も新しくなり
お寺の行事として毎月7日の常例法座
毎月第1土曜の子ども土曜学校など様々な催しも行っております

休日公園に行った時に、一番下の息子が公園でドングリをせっせと拾い集めていました(#^.^#)


教蓮寺にもドングリはあるのですが・・・(^_^;)




今年は山ではクマたちが食料が無くて山から下りて来てしまい遭遇して、人にとってもクマにとっても良くない事態が頻繁におきてしまっているようです


ドングリや栗の木を何とか山に増やすことは出来ないものなのでしょうか・・・

公園にもお寺にもたくさんドングリが実っているのですが・・・


なかなか自然を変えることは難しいのでしょうね(p_-)


お浄土に飛ぶ鳥の中に共命鳥と言う鳥がいます


この鳥は変わった鳥で、頭が二つあります

そして、体の表面の羽毛はとて も綺麗で、その鳴声は非常に美しいんだそうです


↓教蓮寺の共命鳥(いつもは打敷の下に隠れてます)





共鳥命は、もとはヒマラヤに住んでました(空想上の生き物です)


多くの共命鳥の中でも、とりわけ素晴らしい鳥がいました
しかし、二つある頭のいずれもが


「わたしの頭の羽毛は比類なく美しく、声も世界一美しい」


と言い争い憎むようになりました、遂には、片方さえ亡きものにすれば、この私が世界一になれる、と考えるようになり毒の実を片方に食べさせました


食べた方はもちろん死にましたが、食べさせた方も体が一つですから、死んでしまいました


この愚かな事件があってから、お浄土の共命鳥は


「他を滅ぼす道は己を滅ぼす道、他を生かす道こそ己の生かされる道」

と鳴き続けているといいます
これは鳥の姿に表された仏さまのみ教えであります


ついつい自分と他とを分けて考えがちな私たちですが、生かされている自分、他と同じ世界を生きていることを忘れないようにしたいものです
(ー人ー)


ドングリ無駄にしてはいけないですよね・・・コマにしてみました(^_^;)