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怒涛の6年

旦那のアルコール依存症→精神科外来→離脱せん妄→借金地獄→断酒→スリップ→精神科入院→現在



『眠れない!!』

と騒いで病院へ駆け込み、ベンザリンを貰って来てから数日。

『ベンザリン』+『ラメルテオン』の二重奏を奏でながらも効果は今一つの旦那である🎶🎶

しかし。

バイト初出勤をもうそろに控えた頃、家にいる間殆ど夕方から夜にかけてグースカとリビングで奴が寝ている事に気が付いたZzz‥ᐝ

夕食前にもよく寝ていた。んで、
夕食後も寝ていた。んでんで、

入浴前に寝て、入浴後にも寝てた。

『ねえ!ご飯とお風呂の時以外寝っぱなしじゃないよ!』

『そうかなぁ…』

奴の声はか細かった。

『そんなんで仕事行けんの!?朝早いんでしょ!』

奴が決めてきたバイトは、早朝6時~9時までの時短アルバイトで、朝がちょー早いのだ。

『がんばるよ…』

あっ、もしかしてこれは…


『ねえ、父さん少し変だよね』と次女に同意を求めたところ、

『うん、寝てばっかだし』

『もしかしたらさ、小波が来てんじゃないかね?』

『あ、そーかも!』気づき

ビッグウェーブならもっと様子がおかしくなるが、起きている間はテレビを観たりと、元気はないものの割と普通だ。
だからこれは『小波』が来ているのではと考えた。

旦那にも、
『もしかしたら今小波が来てるんじゃない?』
と聞けば奴は、

『自分では元気なつもりなんだけどなあ』

『元気じゃないから言ってんでしょ。それじゃ仕事になんないよ!明日は研修があるんでしょ!』

『大丈夫だよ』

『あなたの大丈夫ほどあてにならないもんはないのよ!大丈夫って言いながらせん妄起こして行方不明になるし!大丈夫って言いながら車大破させたり!』

奴の『大丈夫』は殆どシャレにならんのだ♨️

変な時間に寝ている為、翌日は殆ど眠らずに研修へ行った。しかもその足で病院に講習を受けに行った。

帰って来た奴は当然ヘロヘロである不安

『エプロン貰ってきたよ』うずまき

職場ではエプロンを着用するようだ。
暫しエプロンをいじくり回していた旦那は、

『これ、どうなってんのか見て』うずまき

『エプロンすら自分で着けれないのかよ!♨️』

背中をバッテンにクロスし、ウエストはボタンで止めるといった割とスタンダードな形のエプロンである。

『はい、紐調節したから着てみ』

『こ、これでいいの?』うずまき

ぐぁっ!!!ハッ

背中がぐっちゃぐちゃ!紐は捻れているし、バッテンは首の所でクロスされ、全体的に歪み、そしてクッソ猫背で佇んでいる奴の姿は殆ど、

不審者

である。

『ちょっとそれただのヤバい人じゃん!もう一回やり直し!!』

その後奴は私の『合格点二重丸を貰うまで、一時間以上もエプロンの着け方を練習していた。呆れたお茶

『エプロン着けたらちゃんと出来てるか、手で紐を触って確認しなよ!』

『…………届かない』

体硬すぎだろっ!!。°(° ˆᴗˆ °)°。

そう言えば、

奴に後ろから話し掛けた時も、首を捻らず体全体で振り向いてたな。ギギギ…

『毎日柔軟体操やりな!そんなに体硬かったら病気になるよ!!♨️』


研修日の翌日から本格的にバイトはスタートした。
午前中には帰ってくるのでついつい昼寝をしてしまうそうだが、徐々に小波は去って行き、また少しずつ元気になって来た模様である。

んで。

夕食後にもまたウトウトしているので見かねて、

『もう寝なよ!!♨️』

と言ってもなかなか部屋に行こうとはせず、いざ布団に入ると『寝れない』んだそうだ。

とにかく眠るという行為に対して、尋常ではないプレッシャーを感じているようである。

まあ何十年も『酒』リキュールを睡眠薬代わりに使用していたんだから、やはりそのツケが今回って来てるんだろう。
その割にうたた寝ばかりしているのは、

連続飲酒時代の名残りなのかもしれない。
(飲んで寝て飲んで寝てのリピート)



奴は徐ろに言った。
『こないだ病院の講習で習ったんだけどさ』

『うん?』

『アル中って言葉ってさ、差別用語なんだって!!』

『へ~』←私
『へ~』←次女




そんなもん知るかっっ!!!♨️