『眠れない!!』
と騒いで病院へ駆け込み、ベンザリンを貰って来てから数日。
『ベンザリン』+『ラメルテオン』の二重奏を奏でながらも効果は今一つの旦那である🎶🎶
しかし。
バイト初出勤をもうそろに控えた頃、家にいる間殆ど夕方から夜にかけてグースカとリビングで奴が寝ている事に気が付いたZzz‥ᐝ
夕食前にもよく寝ていた。んで、
夕食後も寝ていた。んでんで、
入浴前に寝て、入浴後にも寝てた。
『ねえ!ご飯とお風呂の時以外寝っぱなしじゃないよ!』
『そうかなぁ…』
奴の声はか細かった。
『そんなんで仕事行けんの!?朝早いんでしょ!』
奴が決めてきたバイトは、早朝6時~9時までの時短アルバイトで、朝がちょー早いのだ。
『がんばるよ…』
あっ、もしかしてこれは…
『ねえ、父さん少し変だよね』と次女に同意を求めたところ、
『うん、寝てばっかだし』
『もしかしたらさ、小波が来てんじゃないかね?』
『あ、そーかも!』
ビッグウェーブならもっと様子がおかしくなるが、起きている間はテレビを観たりと、元気はないものの割と普通だ。
だからこれは『小波』が来ているのではと考えた。
旦那にも、
『もしかしたら今小波が来てるんじゃない?』
と聞けば奴は、
『自分では元気なつもりなんだけどなあ』
『元気じゃないから言ってんでしょ。それじゃ仕事になんないよ!明日は研修があるんでしょ!』
『大丈夫だよ』
『あなたの大丈夫ほどあてにならないもんはないのよ!大丈夫って言いながらせん妄起こして行方不明になるし!大丈夫って言いながら車大破させたり!』
奴の『大丈夫』は殆どシャレにならんのだ♨️
変な時間に寝ている為、翌日は殆ど眠らずに研修へ行った。しかもその足で病院に講習を受けに行った。
帰って来た奴は当然ヘロヘロである
『エプロン貰ってきたよ』
職場ではエプロンを着用するようだ。
暫しエプロンをいじくり回していた旦那は、
『これ、どうなってんのか見て』
『エプロンすら自分で着けれないのかよ!♨️』
背中をバッテンにクロスし、ウエストはボタンで止めるといった割とスタンダードな形のエプロンである。
『はい、紐調節したから着てみ』
『こ、これでいいの?』
ぐぁっ!!!
背中がぐっちゃぐちゃ!紐は捻れているし、バッテンは首の所でクロスされ、全体的に歪み、そしてクッソ猫背で佇んでいる奴の姿は殆ど、
不審者
である。
『ちょっとそれただのヤバい人じゃん!もう一回やり直し!!』
その後奴は私の『合格点
』を貰うまで、一時間以上もエプロンの着け方を練習していた。呆れた
『エプロン着けたらちゃんと出来てるか、手で紐を触って確認しなよ!』
『…………届かない』
体硬すぎだろっ!!。°(° ˆᴗˆ °)°。
そう言えば、
奴に後ろから話し掛けた時も、首を捻らず体全体で振り向いてたな。ギギギ…
『毎日柔軟体操やりな!そんなに体硬かったら病気になるよ!!♨️』
研修日の翌日から本格的にバイトはスタートした。
午前中には帰ってくるのでついつい昼寝をしてしまうそうだが、徐々に小波は去って行き、また少しずつ元気になって来た模様である。
んで。
夕食後にもまたウトウトしているので見かねて、
『もう寝なよ!!♨️』
と言ってもなかなか部屋に行こうとはせず、いざ布団に入ると『寝れない』んだそうだ。
とにかく眠るという行為に対して、尋常ではないプレッシャーを感じているようである。
まあ何十年も『酒』
を睡眠薬代わりに使用していたんだから、やはりそのツケが今回って来てるんだろう。
その割にうたた寝ばかりしているのは、
連続飲酒時代の名残りなのかもしれない。
(飲んで寝て飲んで寝てのリピート)
奴は徐ろに言った。
『こないだ病院の講習で習ったんだけどさ』
『うん?』
『アル中って言葉ってさ、差別用語なんだって!!』
『へ~』←私
『へ~』←次女
そんなもん知るかっっ!!!♨️
