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怒涛の6年

旦那のアルコール依存症→精神科外来→離脱せん妄→借金地獄→断酒→スリップ→精神科入院→現在



12月。

旦那が精神科へ引越してから間もなく。

早速奴から電話が。

『もしもし、こっち来ないの?』

『明日辺り行く予定、なんか必要なものある?』

『甘いパンとブタメン』

まあ、だいたいこのようなやり取りが行われる。
おかしな話しだが、やっと日常が帰って来たような感じである。

それでも、

『なんか~、また血が出てるんだって』

私の勘は見事的中(?)し、やはり完治はしていないようだ。

一週間に1回、様子を見に行った。
手足は徐々に回復傾向にあるようだった。

『本当に出血してんの?』

『してるって先生言ってたよ』

態度物腰は何となくまだ酔っ払っているみたいな雰囲気で少しイライラする。

まだ12月も中旬だったが、

『じゃあ今日はもう帰るから』

『分かった、良いお年を』

『いやまだ年内に来るから』

お金と差し入れさえ渡せばもうあんまり来なくても良さそうな感じだった。

そのままクリスマスを迎え、いつもの年よりは控えめではあったが、クリスマスケーキと焼き鳥屋で鶏もも肉などを買い込み、ささやかながらクリスマスを堪能したが、

25日の夜に旦那から電話が…

『今日来るんじゃなかったの?』うずまき

『来週行く予定なんだけど、私も風邪ひいててあんまり具合良くないし、』

『所でさあ~、一体いつになったら退院出来んの?』うずまき

『は?いつって…だってまだ退院後に行くところも全然決まってないじゃん』

『だってほら、あそこは?前に面談行った所』

『へ?救護施設の事?あれっきり連絡すらしてないよ?入院してから転院したりでそれ所じゃなかったし』

『ああそう』

電話越しの奴は、何だか感じ悪かった。

ああそっか!
『良いお年を』とか何とか言いながら、クリスマスに顔を出さなかったのが気に入らなかったんだきっと!

めんどくせぇ奴!!♨️

この時私はタチの悪い風邪をひき、治りかけだったが今ひとつ体調が良くなかった。

クリスマス明けの翌週に面会に行った。
年末年始を無事病院で越せるように、

『少し多めに渡しておくからね、ちゃんと管理してね』

と、お金を渡した。

多めと言っても千円札を4枚と、五百円玉2枚、計五千円だけだったが充分だろう。
大金を渡して盗られでもしたら厄介だからだ。

洗濯代とか販売機代と言ったところだ。

しかし、その数日後奴から電話があり

『お金あんまりくれなかったんだね』うずまき

『へ?五千円渡したじゃん』

『財布に五百円玉2枚しか入ってなかったよ』

『お金渡す時にちゃんと確認し合ったじゃん!ちゃんと千円札入れてたでしょうが!無ければ誰かに盗られちゃったんでしょうよ!』

『そう言えばもらった気がする…』うずまき

あかん、やっぱりまだボケてる…
これが高次脳機能障害と言うやつなのか!?

『年明けまでそれで頑張ってくれ…私風邪が振り返して今最悪なんだよ』

そう、喉の痛みから始まったこの風邪はその後見事に振り返し、発熱しないにも関わらず身体中は痛いやら怠いやら、咳と鼻水は一生出続けてるわで最悪な事になっていたのである。

年始に長女が来ると言っていた。
申し訳ないが、年明け早々長女に病院まで付き合ってもらい、奴に金を届ける事にした。

明けましておめでとうございます…

一月二日

新年早々に面会に来る羽目に。トホホ

奴は
『所でさあ~、いつになったらここから出られんの?』うずまき

えっ!?
ま、また言ってる!?ボケた!?ハッ

心底イライラした私は、

『そんなの知らないよ!』

と言ってやった。
最近口癖のように、いつここを退院出来るのか、出られるのか、何回も聞いて来るようになっていたのだ。

『これからの手続きとか面倒な申請とか!全部私がやんなきゃならないんだからね!あと、お金また無くなったら嫌だから今日はとりあえず二千円だけ置いて帰るから♨️』


心配した看護師さんが

『では私がご主人と一緒にお金を引き出しに入れて鍵をかけて来ましょう』

と言ってくれた。

『すみません助かります💦』


正月はバスも少なく、行き来に大変苦労を強いられた。

家に帰り、侘しく長女とカップ麺を啜っていると病院から電話が!?

『看護部の〇〇と申します。あのすみません、あの後色々と出来事がありまして…』

んっ?出来事??気づき

『お金がまた無くなってしまったんです💦』

『えっ?お金が?でも主人と一緒にしまったのでは…』

『そうなんですけど、その後もしかしたら引き出しを開けたのかもしれなくて、分からないんですけど、お金が無くなっていて、さすがにこれはおかしいと、スタッフ総出で探したんです。』

『そ、そうなんですか…』

スタッフ総出で…ゴクッ。

『隣のベッドの人が盗ったと認めまして』

『はあ…隣の人が…』

『はい、それで、返金は一月四日以降になってしまうんです💦大丈夫ですか?💦』

『大丈夫だと思います…えっ!?あの、その二千円はもう使っちゃったんですか???』

『はい、全部ジュースを買ってしまっていて』

二千円分ジュース!?ハッ

何だよそれ、どうかしてるよ。゚(゚^ω^゚)゚。

『以前無くなった四千円に関しては不明なんですけど、今回は隣の人が…』

『そうなんですか…分かりました…とりあえずお金を本人に預けるのはもう止めにして、そちらで管理して頂けますか?』

『分かりました、四日になりましたらすぐ事務の方に預けますのですみません💦』



……
なんだかなぁあ!!


前回の入院の時も本やらラジオやら衣類やら盗られたけど、金品は初めてだ!

なんて言うのか……

物騒な所だな精神科つうのはよおぉ!!。゚(゚ ˆ o ˆ ゚)゚。


新年早々何となく波乱の幕開けを予感させるような出来事で始まったのであった。