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怒涛の6年

旦那のアルコール依存症→精神科外来→離脱せん妄→借金地獄→断酒→スリップ→精神科入院→現在



昨年12月、年の瀬も押し迫ってきた頃の事。

旦那が入院している精神科のソーシャルワーカーさんから電話が来た。

『介護認定の申請をして頂きたいのですがよろしいでしょうか?』

『あ、はい分かりました』

介護認定か……
介護認定をされた所で一体何の役に立つのだろう??

この分野は全く無知の私、凝りもせずにChatGPTに聞いてみた。

あ~、介護認定されることによって施設に入所しやすくなるのかあ!!

しかし、あれくらいじゃ大した介護度じゃ無さそうな気がするけど……。

あれだけヨレヨレで、どー考えても軽度の認知症がかった母ですら、要支援1である。

父も死ぬ間際になって初めて要介護になったくらいだし…。

結構行政って厳しいんだな、否、結局は金が無いのか……高齢者も多いし。

申請は、申請書を印刷すれば郵送で出来るようだったので、とりあえずプリントアウトだけしておき、何となく面倒くさかったので白紙のまま年を越してしまった…もやもや

本当はもっと早く行動に移さなきゃいけなかったんだけど…。

年が明け、三が日を過ぎた頃にようやく重い腰を上げ、四苦八苦しながら何とか申請書を書き上げた。

数日後には市役所から電話が来て、色々確認され、今月中には病院で介護認定の面談という事に。

長女からは
『そろそろちゃんとワーカーさんに今後の事とか相談しとかないとダメだよ!手伝える事があればやるから!』

と、せっつかれ

渋々ソーシャルワーカーさんに連絡をし、今月中に介護認定の面談がある事、それから退院後についてワーカーさんに相談したい事がある事など伝え、その日に即面談してくれる事になった。

先に旦那の所へ面会に行き、

『今月介護認定の面談があるから、なるべく介護が必要そうな人と思われるように振舞ってくれ!』

と無茶苦茶なお願いをした。

『大丈夫!任せといて!』
奴はそれを軽率に請負った。

『所で隣のベッドの人はどうなったの?部屋を別々とかにしてもらった?』

隣のベッドに泥棒がいるとかたまったもんじゃない。

『ああ、隣の人なら強制退院させられたよ』

『えっ!そうなの!?お金盗んだから?』

『多分?他にもなんかやらかしてたらしくて』

旦那の説明によると、四千円はまた別の人が盗ったと言うが、とにかく怪しげな人がいっぱいで、周りの患者全員が犯罪者に見えて来る(笑)

それにしても……

なんか今日の旦那…

めっちゃ普通の人に見えるが!?

一緒に来ていた次女もそれには大いに賛成していた。

手足も普通に動かせるようになっていたし、何よりも話をしていて全くイライラしない。
髪の毛は伸び放題で見た目はよろしくないが、目つきとか喋り方なんかが病人ぽくない!

何となく、今まで少しおかしかったのってもしかして……

離脱症状だったのでは!?

私も次女も、そして長女までもが離脱症状を疑った。
だって、
今までの、過去の離脱症状とそっくりなんだもん!

『これからワーカーさんと面談あるから、私もう行くね』

と病棟を後にした。
約束の時間になり、面談室に通された。

実は担当のワーカーさん、最近代わったばかりなのだ。
以前の方は去年いっぱいで退職してしまってたのであるもやもや

『退院後についてなんですけど、前のワーカーさんから話しを聞いていますか?』

『はい、だいたい聞いてます』

『家の希望では市内の救護施設に入れたいんですけど』

『そうですね、あそこは待機期間もありますのでもう今からでもエントリーしてしまった方がいいかと思います』

『そうなんですか、分かりました。あと、生活保護を受けないといけないのですが』

以前長女が役所に電話をして色々聞いてくれたのだが。

世帯分離をする必要はない。
家族が面倒を見れないといった時点で、既に旦那は今現在住所不定状態にある。
よって、世帯分離はしない、生活保護の申請は現在居住地になっている病院の住所である役所に申請をしてください。

との事なのだった。
それをワーカーさんに言えば、

『あ、そうなんですか??』うずまき

うっ!な、なんか前から思ってたけど、この人なんか頼りない!

『では生活保護の申請はご家族の方が行って来てください』

えっ!?ハッ

『あ、あの、私でですか?あの……私ではちょっと…自信なくて…そう簡単に申請が下りるとは…』

『ええとですね…病院側から申請すると、なんで家族がいるのに病院が申請してくるんだって言われてしまうんですよね。なので、ご家族の方から申請して頂いて、ご家庭の事情を説明して…』

え……絶対無理なんだけど……

以前、救護施設に行き面談をして下さった施設長の方からは

自分達では絶対に途中で嫌になってめげてしまいますから、ソーシャルワーカーでも何でも、専門職の人にやってもらった方が良い。

と言われていた。
無論当てにならないChatGPTからも同じ事を言われていた。

ワーカーさんとの面談も終わり、

これからのことについて、
途方にくれているしかなかったのである。