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怒涛の6年

旦那のアルコール依存症→精神科外来→離脱せん妄→借金地獄→断酒→スリップ→精神科入院→現在



さて。

病院からセリンクロなどを携え帰宅した私達。

まだ夕飯前だと言うのに奴は、

『そろそろ薬飲んでみようかな』

『えっ!?まだこんな時間だよ?酒飲む2時間前に服用でしょ!?早速酒飲む気満々じゃん!』

『いやそんな事はないけど…』

『せめて夕ご飯の後に飲みな』

夕食後に奴は薬を飲んだ。
本当に効くのかなあ……??🤔

翌日。

『どう?薬効いた??』

『効いたよ多分』

とは言ってたが、まあ実際酔っ払ってる感じも無かったし、そこまで飲んではいなかったのだろう。
しかしプラセボ効果って事もあるし、どうなんだろうか…。🤔

二日目も飲み、その後も酔っ払いにはなってなかった。

しかし三日目。
奴は薬を所望して来なかった。気付けば夜11時だ。

『ねえ、薬飲まないの?』

『なんの?』

『何ってセリンクロ!昨日まで早い時間から飲んでたじゃん』

『ああそうか、、』

なんか……薬飲む事に消極的になってない!?
もしかして酒を飲みたいが為に薬を飲まないとか!?

さらにその翌日。
既に夕方、少し飲んでいたようだ(酒を)。

『何なの!?もう飲んじゃってんじゃん!』

こんな感じでその後も薬は飲んだり飲まなかったりと言った日々が続き。

そうこうしてるうちに先週の精神科診察日からやっと一週間が経ち、採血の日が到来した!テテーン

先生は開口一番

『どうでした!?お薬は効きましたか!?』

と勢い良く聞いてきた。
奴は

『効いてるみたいです、そんなに飲まなくても大丈夫って言うか』

『それは良かったですね!』

『あの、もしお酒を飲んでしまってもその後にお薬を飲んでも良いものなんでしょうか?』

と聞いてみたところ、

『大丈夫ですよ!お酒を飲んだ後にお薬を飲んでも、あ、今日はもう飲まなくても良いかな?と言う気持ちになりますからね!』

『なるほど…』

『また一週間分出しておきますか?』

『お願いします。あと、今日の血液検査で脳の病気かどうかとか、解るんですか?』

『解りますよ!もしね、何かあったら次の診察を待たずに直ぐにご連絡しますから』

『わかりました』

奴はずっと黙っていたので堪らず私は、

『何か聞いておきたいこととかないの?』

『うーん…あ。なんかすぐに転んだりしちゃうんですけど』

アホな質問してるなー、と心から感心した。先生は、

『それはお酒を飲むからですよ!』

ブハッ!W言ったれ言ったれW

私は今の気持ちを先生にぶつけてみた。

『もう私無理です~、この人が飲む度に腹が立って、言いたくもないのに口汚く罵ってしまったりとかして自分が嫌になるんです~』不安

すると先生は奴に向き直り、

『いいですか!ダメですよご主人!こんなに奥さんを悲しませたりして!』

でたー!WWW
先生の十八番WWWWWこんな事言っても無意味なのに超オモロい。

『次は一週間後に結果は出ますけど、お盆休みに入ってしまうので二週間後に来てください』

そうだった。忘れてた、盆休みって事を、ガーン…

そのような虚しいやり取りをした後、薬局へと赴き。ん?何か見た事のない薬剤師さんだな!?


その、年輩の男性薬剤師さんは異様に目がギラついていた。と言うか、ギョロギョロした目つきで独特なオーラを放っていた。



処方箋を見ながら、

『セリンクロですか……どうでしたか!?効きましたか!?』

凄味のある声で聞いてきた。奴は、

『効いたみたいです、そんなに飲まなくても良いかな、みたいな…?』

『それは良かったです。眠りの方はどうですか?』

『あの……全然眠れなくて。睡眠薬の量を増やしたいんですけど、良いですか?』

えっ、何言ってんだコイツ!?ハッ

『…………それは。ダメですよ。そんな事しててもどんどん量が増えていって取り返しのつかない事になりますよ…』

『どうしても眠れなくて…』

『分かります。分かりますよ。私も飲んべえなんでね。私も眠れないので毎晩寝る前にお酒を飲んでいるんですよ…

な、何いっっ!?ハッ
思わず私は、

『ダメですよ!眠れないからって理由でお酒を飲むなんて!絶対に良くないですよっ!』

と思わず叫んでしまった(笑)
隣にいた女性の薬剤師さんはそれを聞いてゲラゲラ笑っていた。ウケた!?

ぶっちゃけあの薬剤師さんも若干アル中入ってそうだよな、目がガンギマってたし。と言うのが私の見解だ。


それにしてもここ数ヶ月。
本当に私は奴のことを口汚く罵り続けていた、自分で引くぐらいに…。
罵った所でなんの意味もないのに……ああ自分が嫌になる。不安不安不安

母も毎日家に居る旦那を見ては文句を言い、私と口論になる期間も短くなって来て…。

そうなるともう、そうなった時は私も

母の事も、奴の事も、

二人とも大っ嫌いだ!!
もうこんな家に住んでいたくない!!

と頻繁に思うようになってしまった。

母には世話になっているのについ、

ああ、
母さえ居なければ、もっとずっと楽なのに!!


と考えてしまう自分はなんて最低な人間なんだろう……と自己嫌悪に陥りもする。

……もっと広い心の持ち主になりたいと思ってるのに……不安


とにかく!
二週間後の採血結果を待たなきゃ!!

脳の病気なのか、それとも単に酒から来るものなのか!!


病院で採血した日の翌日。奴は言った。

『病院から電話なかったよ!』

あああ……何言ってんだろコイツ、
自分は原因不明の脳の病にでも罹ってるに違いないとか思ってんだろか…何かもうバカとしか思えない…私は頭を抱えた。

つづく……。