奴(旦那)が石になってから翌日の事。
昼で仕事を終え、家で昼食をパクついていた所、
奴の入院している精神科から着信が??
昼ごはんに夢中になっていた私は着信音に気付かず、留守電にメッセージが残されていた。
それは、
主治医から
『折電下さい』
との事だった!!
もはや嫌な予感しかない
慌ててかけ直すと受付からすぐ先生に繋いでくれた。
『あっ、奥様ですか?あのですね、先日ご主人の頭のCTを撮ったらですね、』
あぁ~やっぱりい!!
『また頭に血が溜まってしまっていてですね、もう一度血を抜いてもらう事になると思うんですね!で、もう週末になってしまうのでね、週明けにでもまた脳神経外科の方に情報提供して共有しますのでね!まあでもね、そんなに緊急性は無いと思うんですがね、それでもまた転院と言う形にはなると思います』
『そうですか……』
『また来週にでもね、向こうの病院からの返事待ちと言うことになると思いますがね、また何かありましたらご連絡差し上げますのでね!』
『分かりました…ありがとうございます…』
はああああ~……
まあった転院かよーっっっ!!!
モヤモヤの原因はやはりこれだった。
再発
前回は確か、
情報送ってすぐその日に来てくださいって言われて、そのまま救急車で運ばれたんだよな…。
てことは、週明け月曜日にはもしかしたら搬送されるかもしれない…。
いや、またあのクソデカバッグを持ち歩くとか…
それだけは嫌あぁぁぁ!!!
早速奴の居る病棟に電話をした。
『先生から、また転院かもって言われたから、もしかしたら月曜日にはそうなるかも。で、もう私あのクソデカバッグ持ち歩くのだけは嫌だから、今回は悪いけどここの病院に1日2日預かってもらおうと思ってんの。だから洗面用具とか、必要最低限の物だけ分けといてくれない??』
『分かった』
後やっておく事は、
奴のスマホの充電と、保険証とかマイナンバーとか…
あ、仕事どうしよ…。
職場の人にはもしかしたら病院に呼び出されるかもって事情を説明しとけば良いか…
なんか…
めちゃくちゃ忙しいっ!!
(精神的に。。)
明けて月曜日。
午前中、今や遅しと手ぐすね引いて電話を待っていたが連絡は無かった。
午後から仕事へ行き、職場の人々に説明をして、最悪ここに電話が来るかも、と言っておいたが…
結局この日は何も連絡は無かった!!
返事待ちって、かなりしんどい
その翌日も何も無く、さらにその翌日も音沙汰無し…
えっ、大丈夫なの!?
前はあんなに急かされたのに、
急に死んだりしないかな!?
待ち切れなくなった私は病院へ電話をした。
先生に電話を取り次いでもらい、
『転院の件ですよね!?実は向こうからまだ何も返事がないんですよ!
『そうなんですか…』
『多分色々と調整を掛けてるんだと思うんですがね!連絡が来ましたら直ぐそちらにもご連絡差し上げますので!』
『分かりました、、』
そうか。
何も言って来ないから電話も無かったのか。
何だかなぁ…何でだ??
もしかして、誰ももう手術したくないとか!?(笑)
とりあえず、水曜日に奴の所へ面会に行くことに。洗濯代が無いと言っていたし…。
ホールで奴を待っていると、程なくして奴はやって来た。
なんかこないだ来た時よりも動きが悪くなっているようだった。
『病院の人から何か聞いてない?』
『いや~、何も聞いてないよ』
『困るなあもう…はい、とりあえず洗濯代とあと頼まれてた甘いパン、2個買って来たから!』
『悪いんだけどさ、着替えが整理出来なくて。やってもらってもいい?』
『いいけど、あ、ここに持ってくんの?』
『うん』
一度奴は病室に戻り、あのクソデカバッグを持ってきた!
中身は…
『うわぁ~…ぐっちゃぐちゃじゃない💦ああ、自分で畳めないのか💧て言うか服、裏返しで着てるよ!』
『あ』
と、奴はその場で裏返しになっていたトレーナーを脱ごうとしたが、左手が殆ど使い物になっておらず、四苦八苦していた。
『いいよいいよ💦無理に着替えなくて💦』
クソデカバッグの中身はぐちゃぐちゃだったが全て洗濯済みだったらしく、乾いて洗剤の香りがしていた。
服類、タオルなど全て畳んでカバンの中へ戻したが。
それにしてもこれでは何かと不自由だろう…
早く何とかしてもらいたい。
そんな事をやってるうちに面会時間が終わろうとしていた。そして放送が入った。
『ピンポンパンポーン♪お薬の時間になりましたので、お薬を飲んでいる人はナースステーションの前に集まってください』
ナースステーション前にはコップを手に持った患者さん達がゾロゾロ集まり、旦那も薬を貰うのらしい。
そこに居た看護師さんと少し話しをする事が出来た。
『お返事が遅くなっていてすみません💦今日また向こうの病院に詳しい情報を送っておきましたので、近いうちに連絡は来ると思うんですけど💦』
『こちらこそご迷惑お掛けしてすみません💦』
お互いすみませんすみませんと謝り、今日の所はここで帰る事に…。
結局。
更に木曜日、金曜日と何事もなく日々は過ぎて行き、遂に週末へ突入してしまった。
先生から最初の連絡が来て、一週間経ってしまったではないか!
とりあえず週末、今週は3日の月曜日が祭日だから…。
週末三日間は連絡なんか無いだろ!
これでやっと仕事に専念出来る~!
と、
私は完全に油断していたのである。
つづく。