お腹が下る、お腹を考える、そんな内容 | 人参さんは語りたい。

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引退気味モデラー『人参』の模型論、『持論』を語ります。
たまーに作りかけ模型をupしつつ完成するのは希。

みんなが右から見ている時は左から見てみて考える。
誰もが思いつつも口に出せないあれやこれやを書いて問題提起していくブログです。

どもー、風邪こじらせ人参す。


はい、昼間寝すぎて眠れず暇なので文字でも書こうかと。



今日はとうとうダウン。
と言うか昨日の時点で木金と2日戦う体力は無いとわかったので1日お休みもらいました。


普段そこまで高熱が出ない人間が熱から始まる今回の風邪、今は胃腸風邪のような状態が続いています。こんなに体調の悪さが高いレベルで続くのは初めてなので、いやはや地獄。


そしてお腹が下る下る。



そんなこんなで寝たり起きたりを繰り返してた今日は体調悪いながらもかなりのんびり過ごしてました。す


で、たまに動画見たり。

そんな中でドラグナーの動画見てたんです。


いいですよねー。
もちろんバリバリな感じがお好き。

※バリバリとは大張正己なメカのことを人参的な用語指してます。他の人も言うだろうけど一応補足。


で、


ロボット魂。

いやいや、買ってないですよ。
造形のお勉強してました。


バリバリしすぎると商品化しにくいですが、絶妙なバランスですよね。



模型から離れてもこういうことのお勉強は大好きです。
テンプレばかりのガンダムよりもそれ以外のメカの方が勉強になります。

※ガンダムでもロボット魂は勉強に使えますが…



で、今回じっくり見てたのはお腹周り




ロボットのお腹は色々あれど、FSSほど完全にやらかさないでお腹周りの色気を出すにはバリグナーがかなりいい勉強素体になるということを見つけてしまいました。


ガンダムに多くあるテンプレのお腹周りはどうしてもFSSに繋がるような色気は出しにくい。


エヴァはFSSよりも人間に近い形状なぶん色気も出しやすいかと思いつつも逆にメカ的な色気を出しにくい。




ではメカと人間的ということで最近のストレリチアは?


ごめん、個人的には論外。

ボディが完全にフィギュア状態でメカとしての色気がない。



そこでさっきのバリグナーのお腹に行き着くんです。


余談ですがフォーゲルシュバリエのお腹や腰周りは好きです。




なぜお腹のお勉強をしてるかと言うと、
まだ見ぬマニゴルド型メカをまた作る時のため






マニのお腹は悩み抜いた上での偶然手遊びで出来てるので僕の中で理論を構築できてないんですよね。

あとこれはジャンクの賜物であって、新規に作るのは無理。


この頃はFSSのガレキを勉強前なのでアウトラインこそFSSに寄せてますが絶対的に蛇腹にしないって事しか考えてませんでした。



やはりマニ型の新作作る時も蛇腹は避けたい。

商品化しずらい(3Dソフトで作りずらい)ラインにこそ僕の求めるラインの美しさがあると思うのです。



ちなみにマニ型の新作の目処は全くたってません。まだ見ぬ先に模型を復活することがあるならくらいです。



マニでさえ完成するまでにそのスタイルは大きくわけて5段階くらい変わってます。

その5段階目をいきなり作ろうとするのは現在の僕では不可能。


アレは段階踏んだから出来た形なんです。



とは言え考察するのは好きなので考えると
で作る上でキモになるのがお腹。
マニの時はソレこそお腹がまとまってからすんなり動き出しました。


さっきのロボ魂ドラグナーのようにボディ幅が狭く、それでいてお腹は長い。

でもハイディテールとかではなくバイクのカウルのようにうねりと繋がりが見えるお腹が理想です。







ここでプチ人参的模型論。

元デザインがあるもののオリジナルアレンジ、
コレは出来るだけ元パーツが何かわかるパーツの使い方をしない方が吉。


マニゴルドでわかったことは特徴的なキーワードを持っていれば細かい形状がちがくたってそれに見えてきます。


マニの場合は
①赤い
②サザビー的な兜
③フロントアーマーや脚に少しの面影

色を塗る前は色々言われましたが色を塗ってからは説明しなくても誰もがサザビーのアレンジだと理解してくれます。

お腹にメガ粒子砲入れるためにいろいろ悩んだんですが取り外しても問題なくサザビー認定は貰えます。



が、ソレは全く違う形状だから。

例えばこれがシナンジュにサザビーのパーツ付けただけならサザビー認定はもらえないと思うんですよね。
中途半端に元形状がわかるパーツのオンパレードだとそのイメージがのこってしまうんですよね。


※あくまで主観よ。


僕は古いタイプのモデラーです。
どちらかと言うともはや老害です。


昔のミキシングであった
『元パーツがバレたら負け』
みたいなかんじと、

『黄色い(ポリパテ)の塊』

で育ったのでオリジナルもの作る時はミキシングもゲージパーツくらいでパテなどで形状を変えます。



最近やっと見つけた自分の中の正解なのですが、
ガンプラ的にボディと腰を別々に考えるから美しい腹回りを考えるのは難しくなります。


ガンプラの腰は人間でいうと下腹辺りなんです。
つまり、ボディだけみてお腹直しても意味が無い。


人間のお腹を元に考えると先に載せたドラグナーの腰は腰周りの白い装甲を含め上のボディと繋がる腹周りになります。




こういうことを考えるとガンプラの構造では僕の求めるお腹はどう頑張っても作れないんですね。



ぶっちゃけFSSにガッツリ近ずければこんなことは簡単なんですけどね。そうするともれなくお腹に限らず全身パテで作れになっちゃうので、ドラグナーなんです。





▪️こんなのもありました。

コレは以前に足掻いたもので、お蔵入りのガンダムなんですがガンプラの構造のままやろうとするとこれが限界。

腹回りは何とかなっても腰周りの色気がどうやっても出ません。

やはり腹と腰は繋げて考えるのが僕の中の答えですね。



※コレはあくまでライン的な美しさを求める場合です。

アニメ的なカッコイイガンダムを目指すなら考えていいところですが、

『ガンダム』ではなく『ガンプラ』を楽しみたいなら別。
僕の発言はガンプラ好きに喧嘩売ってるように捕えられやすいですが、皆さんが好きなものをお好きにやってください。僕はガンプラじゃなくてガンダム好きなので色々考えちゃうだけです。



アニメ的なカッコイイガンダムはだいたいが人間的スタイルに近い構造です。

大張正己さんを始めアニメーターさんの描くアクションしてるカットですね。


逆にガンプラ的なものは3DCGで描くカットみたいなものです。なかなかホントの意味で人間的な動きが出来ないのでそこが限界なのではないでしょうか。


僕が最初にガンダムをテンプレと言ったのは
ガンプラ的に考えられるものが多いからです。


テンプレが悪いとは言いません。

が、どうも最近そのテンプレの中にしかいない人も増えてるようなのでひとつのモノの見方としてこんな考え方もあるよのことでした。




『常識は疑え』


今のガンダムの多くはハイウエストでパンツを履く状態です。

本来のお腹は腰の中に隠れます。

こうやって考察していくと楽しいですよ。


人には嫌われますけどね。


ではではロボットのお腹を考えるお話はここまで、



そろそろ寝ないと風邪が治らん。
ではではー。