雰囲気作品 | 人参さんは語りたい。

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引退気味モデラー『人参』の模型論、『持論』を語ります。
たまーに作りかけ模型をupしつつ完成するのは希。

みんなが右から見ている時は左から見てみて考える。
誰もが思いつつも口に出せないあれやこれやを書いて問題提起していくブログです。

どもども人参です。

病院の待ち時間にひとネタでも。

つい昨日5年くらいやってるTwitterのフォロワーが3000人になりました。ありがたやありがたや。



マニで増えたのもいいとこ200人くらい、その他の色々で減ったのも多分100人くらいいるでしょうが、意外となんかの作品オープンで爆発的に増えるというってことはなくじわじわ地味に増えたのでソレは嬉しいポイントだったりします。


そんなこんなで今日はTwitterなどの話でも





今日のお題は
『雰囲気作品に騙されるな』


です。
また敵を作りそうな内容ですが、考察系は意外と僕のブログ読む人には好まれるようなので書いてみようかと。




なんとなくですが今やキャラクターモデル界隈はTwitterなどのSNSが主流な気がします。


そこで僕がTwitterなどを見ていて気になる点をベースに書いていこうかと思います。




【コレをすればフォロワー、いいねは増える】

インスタとかは分かりませんがTwitterとかは簡単にいいねは増えます。

内容と必ずしも一致しないので本物好きにはアレですがいくつかの方法があります。


①色は彩度か明度どちらかを高く
②背中に派手なものをしょった目立つ作品
③背景は白で色々飛ばす
④単色のメインカラー複数色で塗り分ける
⑤テキトーなタグ付け
⑥高低差のあるディテール
⑦隙間ないくらいのディテール


これをすれば必ずこっち系の好きなフォロワーが多い人が食いつきます。


そっちルートにリツイートなども周りあとは勝手に広まります。(リツイートが1000超えというのは模型以外のルートに拡散されない限り起こりません)

※身内でもこれ系をやる人はいますがけしてディスってるわけではありませんので勘違いしないでね。





僕のブログをよく読んでる人にはお分かりでしょうか?
そう、よく僕が好きくない言ってる内容もいくつか含まれますね。


そう、ここら辺は模型技術じゃなく、アピール技術、自己プロデュース技術なんです。



貴方の目的が『いいねを貰う』ならそれが悪いとは言いません。

ただ、実力に見合った『いいね』と言うのは意外と少ない気がします。


僕はアピール技術を悪いと思ってる訳ではなく
模型技術と見合った評価にならないのに『?』となるんですね。

模型をみてもらっての反応が欲しいの?それともそんなの関係なくいっぱい褒めて欲しいだけ?ってなるのよね。



意外とうまい人と言うのはフォロワーも少なければ、いいねとかもとんでもない伸び方はしません。


名前隠してるプロや一般的には有名じゃないけどその手の世界では有名な人などはフォロワー1000人もいない人がほとんど。

上に書いた7つの項目にもほとんど当てはまらないから爆発的に拡散されることもほぼないので、ホントに好きな人、わかる人、目の肥えた人の小さなコミュニティで拡散されてます。


感覚的にそういった作品の『いいね』はどんなに多くても200がいい所なんじゃないかな?


さてさて本題に戻しましょう。
『雰囲気作品に騙されるな』

フォロワー数は技術とは関係ありません。
いいね数は技術で見られるのはいいとこ200くらいまで。


これを踏まえた上で考えてください。

実は模型技術はそこまで高くなくてもうまく魅せる方法さえ知っていれば『いいね』は増えます。


『いいね』が多い作品というのはわかりやすい作品なんです。

写真がうまい、作品を生で見た時以上にプロデュースするのが上手い、改造がわかりやすい。

もちろん中にはほんとに超絶技術があった上でそういうのもやる人もいます。

そういうのをやる人が全て雰囲気作品を作る訳ではありません。




が、悲しいかな集団心理

フォロワー数が多い、いいねが多い、色味が綺麗、写真がうまい。


これは目立つポイントなのでそれが多いと
『この作品はうまい!』
になりがち。



雰囲気作品をうまいと言われても『何が?』ってなります。

で、聞いてみると模型技術じゃなく何となくっての多いんですよね。




逆に考えていきましょう。
僕の好きなディテールの少ない作品ってのはけしてディテールは少なくありません。

ガンダムガレキやファイブスター。
どちらも細かいディテールがとんでもなく入ってますが何もディテールのない大きい面も多いんです。



iPhoneで適当にとった作業写真はデジ一眼で背景ぼやかして撮った写真と何が違うでしょうか?

作業写真なんて作業箇所がみれえばいいですよね?


もちろん綺麗に撮った方が見やすいでしょう。
が、個人的には生っぽさがなくなりは嘘っぽさが増える感じがするんですよ。

目的はなに?評価されること?それとも今やった作業見てみてー?



あなたにとって模型はなんですか?

他者にほめられたい、認められたい、なら最大限作品力よりもプロデュース力を磨けば手に入れられます。



ただ、模型始めたのって楽しかったからじゃない?


楽しく作ってみてみてーと評価が欲しくて見てみてーは違うよ?


上手くなりたいなら人からの見られ方よりもまずは目を鍛え、手を鍛え、余裕があったら心も鍛え。



うまい写真なんて金払えばプロがとってくれます。

プロデュース?的なやつもイラレ?フォトショ?がうまいやつに頼めば一気に目立つものになるでしょう。


でもそれは人に頼んでもいいもの。



作品は人に頼むと自分の作品じゃなくなるもの。
どうせならそこを磨かないでどうるの?と思うわけよね。


雰囲気作品は人に頼めばなんとかなります。

雰囲気じゃない、どんな雑な写真でも伝わるホンモノのの技術ほしくない?

それを見極められるちゃんとした目ほしくない?




なんかできない技術へのやっかみみたいに思われそうだからここら辺でやめますわ。


とにかく最近雰囲気作品多くてホンモノの作品が少なくてつまらない!


ここに尽きるんだろな