途中からただの語りブログになるやつ | 人参さんは語りたい。

人参さんは語りたい。

引退気味モデラー『人参』の模型論、『持論』を語ります。
たまーに作りかけ模型をupしつつ完成するのは希。

みんなが右から見ている時は左から見てみて考える。
誰もが思いつつも口に出せないあれやこれやを書いて問題提起していくブログです。

さて、夜書くブログは久しぶりです。

今日は久々にPCから書いています。

 

今はMGのイージスを作っています。

合同企画なのでやってるんですが まぁ、ほんとやる気がないんですよ。

一緒にやってる人にはほんと申し訳ないくらい自分の波はコントロールできませんね。

 

 

そんな中今日やってた作業は面出しとモールドの彫り直し、

僕が嫌いな作業ですね。

 

なぜ嫌いなのかは簡単です。

僕は模型以外でもそうなのですが要領が悪いんです。

人がすぐに出来ることが時間かけないと出来ません。

 

形状変更にすぐ走るのは短時間で変化をわかるから。

逆に嫌いな作業は人より時間がかかるのに変化に気づいてもらいにくいから

 

僕のモデリングはいつの頃からか人に評価されたいというものになりました。

自分に自信がないから少しでもまだ得意と思えることにすがってるんですよね。

我ながらつまらない模型です。

 

そんなことに気づいたのは まぁ体調壊してからなんですけど、

純粋に模型を楽しんでないよな っと感じるようになりました。

 

昔は今よりも下手だし、評価もされないし、報われないし、

でもなんか楽しかった気がするよね。

 

落ちてるわけではいません。ふっとたまに感じるんです。

以前に比べて苦痛を楽しんでいないよな。

 

 

元来僕はめんどくさがり屋です。

人間関係もドライです。

来るもの拒まず去る者追わず。

とはいえ去られたらもちろん傷つきます。

なついた人はかなり信頼し、裏切りと思う行動を感じるとダメージはでかくそれにストレスを感じます。

 

 

一人でする作業が多いわりに人との関わりも多いのが最近の模型界に感じます。

イージスの作業に飽きたので文字にして自分整理なんですけどね。

 

 

たまにうまい人がこういう事する人がうまいって書いてるの見ませんか?

僕あれに過敏に反応するんですよ。

ほんとに?

 

それは方法論の一つであるのはわかります。

しかしそれ以外がよくないというわけではありませんが、周りがそれ以外はよくないと思おう様な書き方が多く感じます。

 

僕がひねくれものということもあるでしょう。

 

一般的に受けがいいのに僕が嫌いなものを二つほど書いてみましょう。

まず最初に言っておきますがこれは悪ではなく方法論の一つとしては正しいのです。

 

 

 

【ケース①】白い作品を白背景で撮る写真

 

流行ってますよね。

白背景は色鮮やかな作品ならその機体色が生えます。

生えるのですが実はバックの白が目につき本体の詳細部分に目がいきづらくなります。

これが適度に働くと実物よりもうまく見える白背景マジックです。

 

ニュアンスはちょっと違いますし全てではないですがゲレンデマジックもこの要因が少なからずあります。

これが実物展示よりも写真で見られることの多くなった現代模型界にあるテクニックの一つであり、ずるく感じてしまうとこの一つでもあります。

 

そう、テクニックなので僕はこれを否定しません。

ではなぜ僕は嫌いって言ってるかというと最初に書いているとおり、『白い作品』を白背景で撮るからです。

 

ではなぜ白機体はダメと思うのかを書きましょう。

それは白背景に白作品はぼやけるんです。

ほかの色なら背景の白に目がいっても作品色に目は残ります。

ですが、白い作品だと目がどっちにいくでもなく目のピントがぼやけるんです。

 

ただでさえ白背景での写真は明るくして飛ばしているので作品と背景の境目が見づらいのも多いです。

カメラマンの友人曰く、白背景で白作品をちゃんと見せるのは本来かなり大変とのことです。

 

年取った女優さんが強い照明でしわを飛ばして見せるように

これはもはやテクニックというよりも作品をちゃんと見せる気がないと感じられてしまい僕は嫌いと判断します。

荒は結構隠れるので受けはいいんですよ。

そりゃ、作品の持つ実際の出来栄えよりも上の評価もらえますから、

でもたいていの白背景の白作品は飛ばしすぎで見づらい。

 

 

長くなってますね、二つ目は少しライトに書きますか。

 

 

【ケース②】本来1色のところを多色同系色で塗る

 

これも流行ってますね。

RGで使われ始めたところから結構増えてきた手法です。

 

ガンダムの白いところを色味の違う複数の白やライトグレーで塗るあれです。

ハイディテール加工でよく見ますが結構手間です。

そういった意味では手間な作業をやりすごいなとは思います。

 

が、あくまで僕が嫌いと思う理由を書きます。

 

こういった色の塗分けはハイディテールと同じで目にうるさく全体像をつかみにくくなります。

現実的リアルではなく模型的、アニメ的リアルを考えていったときに整備班がそんな細かい色分け塗るでしょうか?

アナハイムから納入されたパーツが部分ごとに作った工場が違くて色味が多少違いことはあるかもしれませんが腕なら腕、脚なら脚の装甲がそんなにマダラに色が変わるとも思いません。

 

僕の嫌いな意味の感じられないハイディテール同様、意味の感じられないただのはったりに感じられるんです。リアルが嘘っぽい感じがします。

 

さっきの白背景の白作品の話に近いのですが、目の働きにより、そういった色分けは全体像をつかみにくくする効果もあります。

面情報が多いと人間の目はそこに目のピントがいってしまい感じられる情報には限りがあります。つまり、単色で塗っているともう少し広い範囲が一目で感じられるところが複数色で塗るとその範囲が狭まり結果全体像をとらえるときはぼやっと見てることになります。

サフ画像だと形状がわかりやすいですよね。つまりそれです。

 

全体像をぼやかせる。そう、見方を変えればこれはテクニックなんです。

ただ、僕にはうそっぽくて、しかも全体像をちゃんと見せない逃げに見えるんです。

 

 

どうです?たしかに僕はへそ曲がりです。

でもこうやって文で細かく言われると何となく僕の言ってることも理解はできるでしょ?

 

つまり、ものの見方にはいろんな方向からの見方があり、やってる人が多いのが必ずしも正しいというわけではないということを言いたいんです。

 

だから『こうだ』ではなく、『僕はこう思う』なんです。

 

 

なんか漠然と嫌いと思うってものも突き詰めて考えていくとそれなりの理由はちゃんと出てきます。

ま、こういうものの見方してると嫌われることも多いですけどね。

 

長い物には巻かれろ

強いものには従え

 

 

あーやだやだ。

みんなが同じようなことをやって、みんなが同じようにしか感じないならつまらないじゃん。

そんなのうまい人の劣化、

 

真似はうまくなるための一歩であることは間違えありませんが、まずは考えてみません?

せっかくの自分の良さのつぼみを自分で摘んでしまってるかもしれませんよ。

 

 

 

 

さて、途中からいつもの語りブログになってましたが楽しんでもらえたでしょうか?

おかげさまでイージスがまた止まってしまいました。

明日も頑張んないとですね。

 

 

それではへそ曲がり語りモデラーの人参でした。

皆様おやすみなさいです。