続きです。
そして、卒業後のOBとのつながりや開成会について。
慶應の三田会って知ってますか?
高い授業料を払って慶應に入学する目的は、色々ありますが、ほぼこの『同級生やOBとのつながり🟰三田会』のためと言われています。なんで三田会って名前かというと、慶應大学が三田にあるからです。
慶應の人たちは、特に幼稚舎から入学している人など、裕福な家庭の出身の人も多く、そういう人達が親の会社のあとを継いだりします。
私が独身の頃に勤めていた会社には、全体的に高学歴な人が多く、慶應の人も多かったですが、同期の慶應の子達は楽しげに三田会の集まりに参加してました。大手企業では就職後に慶應出身者は年齢に関係なく三田会で定期的に集まっては飲んだり、交流を深めています。
つまり、医者の三田会、弁護士の三田会など、各業界や各会社に三田会はあるのでしょう。
そこで母校の先輩たちとも仲良くなり、仕事上で助けてもらえたり、アドバイスをもらえたら、誰かキーパーソンを紹介してもらえたり、自営業の人なら取引先になってもらえたりと嬉しい縁ができるんです。なので特に起業した人や、親の会社の後を継いだ自営業の人には仕事の可能性を広げられるありがたい仕組みです。
ちなみに慶應の人は母校愛に溢れている人が多い印象です。(特に男性)
これは、そうでもないと、そもそも慶應のため、後輩のため、と三田会が続いていかない為、三田会が存続し続ける背景には、おそらく慶應の母校大好き文化が大きく影響しているのかもしれません。自分も慶應なので我が子もぜひ慶應に!という家庭や、代々慶應家系という家はその最たるものでしょう。
でね、それと似たようなシステムが開成にもあるんです。それが開成会。
毎年こんな分厚い冊子が配られ、誰もが知ってる著名な人や、世界や全国各地で色んな種類の仕事をしている色んなOBの言葉みたいのが書かれていて、去年の冊子には総理大臣の岸田さんや、東大王の伊沢君、なんかも載ってたりしました。伊沢君はクイズ研究会の去年の部活の夏合宿にも遊びに来てくれたんだとか。
総理大臣になっても、芸能人並みに有名人になっても、母校の為にちゃんと長文を書いてくれたり、遊びに来てくれるんだな、と感動したし、驚きました。
開成会の存在は、案外、外部の人には知られていませんが、開成は1学年に生徒が400人もいるマンモス校かつ、できてから150年以上経つ伝統校なので、開成OBが世の中には割と沢山いるわけです。
さすがに150年生きてる人はいないので、
80年分としても
400×80=32000人
ここで全国で学校名が有名だった点も生きてきます。
普通より、全国規模で優秀な人材が学校に集まってます。卒業後は実家に戻ったりする為、全国にOBが散らばっています。
しかも、生徒のうち3分の1は東大、その他、京大、一橋、東工大、もしくは医学部など難関大に進む人が多い為、大人になってからの就職先も
医者、弁護士、パイロット、政治家、起業家、官僚、会計士、コンサル、IT、証券、商社、銀行、国家公務員、テレビ局、執筆業、大学教授、研究職、専門家などや、名の知れた有名人や有名起業家もおり、サラリーマンだとしても大手企業に就職し偉くなってたりします。
名だたる卒業生も筑駒や開成のような昔から難易度の変わらない伝統校には多数いる場合が多いです。
卒業生はどんな人がいたのかはwikiなどに載ってますので、その人たちとも繋がれる可能性があるのかな?と楽しんでみるのもいいかもしれません。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/開成中学校・高等学校の人物一覧
例えば、企業毎に医者の開成会、弁護士の開成会などが無数にあるわけです。
そんなの難関校なら一緒じゃない?
と言われると、就職先についてはおそらく同じと思います。
ただ、OBとの深いかかわりあいや開成会みたいなわかりやすい会は、昔からの伝統校でないと一般的にはあまりないようです。
例え、存在していても、あまり活動していない。
なお、この手のものが根強く残る背景には、やはり母校愛が強い学校である事が多いようです。
卒業してOBになってからも、
この学校にいた学生時代は楽しかった!
ここでの出会いは人生の宝だった。
自分は母校が大好きで、母校を誇っている。
同じ母校の後輩の力になりたい。
母校に是非とも何か恩返しがしたい!
と思えるからこそ、大人になっても、大量に寄付をしたり、開成会に出席して母校の人と交流を深めるのでしょう。
普通の学校だと、学生時代に直接交流して仲良くなった人とは縁は続くかもしれませんが、全く知らないOBとのつながりなんて特にないと思うんです。
自分の高校や大学時代を振り返っても、私自身には彼らのような母校愛は特にない為、学生時代に関わり合いがあった人と飲むのはわかるけど、単に母校が一緒なだけの年齢も違う知らない人と母校について何か話したいとまではなかなか思えないのです。
社会人時代の知り合いには、慶應出身の人と開成出身の人が、何人かいましたが、とにかくこの両者に共通するのは、一般人から見ると、どちらも母校愛が異様に強かったなと。
慶應の人が就職活動の際、入社したい企業で働く慶應OBを30人以上訪れたと聞いてビックリしました。
単にOB訪問の努力量に驚いたわけではなく、一つの企業に就職したいと思ったら、その行きたい企業のOBとそんなに沢山繋がれるシステムがある事に驚いたんです。なにせ、私の大学にはそのような会はなく、何か相談できるOBなど1人もいなかったからです。
入社後、みんなでテニスやスキーなどする際、社会人なので大学を卒業して数年経ってましたが、慶應出身の人の中には、慶應マーク入りフェイスタオルを使っていたり、普段のハンカチにもたまに慶應マーク入りハンカチが登場してた人もいて、卒業から数年経ってるのに、母校の品をまだ愛用してるの?と驚いたし、きっと母校に誇りを持っている、もしくは母校が大好きなのかなと思いました。慶應の人達は先輩や後輩を大事にし、慶應の人同士でつるむことも多い印象でした。
私は、自身の卒業した高校や大学に母校愛とかは特に無かったので、在籍中も出身大学のマーク入りグッズは一度も買ったことないし、たとえ部活で大学マークが入った物を買う必要があったとしても、卒業したらもう使わないと思ったので、慶應の人が大人になってからも母校グッズを使っているのが、とても不思議でした。
でね、この開成会の会報の最後の方に、開成のペン剣マーク入りの社会人向けハンカチとか、社会人用の名刺入れが売られていて、「これで開成卒だとわかってもらえます」みたく書いてあって、「え、繋がりが強い学校の場合、社会人になってから、あえて母校グッズを使う事で同じ母校のOBの人に親近感を持ってもらい、取引相手の心を開くって事?なるほど、そういう使い方もあるんだ??」とむしろ目から鱗でした。
なので、今思えば、あれはわざと大人になっても慶應グッズを普段から使って、仕事先や取引先の慶應卒のOBの人がいたら気づいてもらい深く交流する作戦だったのか?と今更ながら思ったり。もし、それで仕事が取れたなら、それは、もはや一流の営業マンだわ。
なお、社会人になってから付き合った慶應の人には「俺の母校をぜひ見てほしい」と慶應大学のキャンパスに連れて行かれた時もありました。どんだけ母校が好きなんだよ。笑
私から見ると、特に特別な事もない普通の大学のキャンパスでしたが、彼はどこか誇らしげでした。これが1人だけの話ならまだわかるんだけど、他の慶應出身の人達も似た感じで、総じてみな母校が好きそうでした。
次に開成出身の人が会社の先輩や同期にいましたが、そもそも出身大学が、東大や東工大、慶應などバラバラな大学に進学しているので、世間話のネタとして出身大学を聞く事はあっても、出身高校まではなかなか聞きませんので、最初、開成出身とはわからないんですが、大学の話はあまりしないのに、なぜか楽しそうに開成時代の話をしたりするので、途中からわかるようになります。
で、みんなで飲むと、かならず1人は「運動会やりたいな」と言いだす人が現れたりして、なぜか開成OBたちはそれで盛り上がるのです。
どうやら開成同士の内輪ネタなのか?とは感じていましたが、当時の私は全く意味がわかりませんでした。
普通の社会人女子目線だと
「え、なぜ話の脈絡なく、いきなり運動会?酔って気分が良いので全速力で走って競走したいって事か?」と当時、頭の中は、はてな?でいっぱいでした。
その後、十数年たち、子供が開成に入学した今になって、ようやく、その意味がわかりました。
そもそも、飲みの席での「運動会やりたい」は別に何か運動がしたいわけではなく、単に「学生時代は楽しかったよね〜」という開成生の合言葉みたいなもんだったのだなと。
開成生にとって、文化祭はそうでもないけど、運動会はアイデンティのような物らしいのです。
他にも開成生は文化祭や運動会でTシャツが毎年もらえる為、色んなカラフル半袖Tシャツが何枚も増えていくんです。我が家では主に夏の部屋着にする事が多く、外に来ていく勇気はなかなか無かったのですが、それを開成が好きすぎて愛用しているのか、単に私服に興味なくてある服を着てるだけなのか、は分かりませんが外や鉄緑に普段着として着ていく先輩も結構いるんだとか。母校愛だねえ。
というわけで、慶應と開成の人は、やたら母校愛が強い人が多い印象でした。だからきっとOB会が根強く残っているんでしょう。
でね、開成は生徒だけで仕事をこなす関係上、どうしても、先輩と後輩が助け合う機会が多く、学生時代は常に先輩を頼り、常に後輩のことを考えて生活しているんです。その為、通常の学校より学年を超えた交流がかなり濃いんです。
そもそも、みんな自由で楽しかった母校が大好きの為、OBの母校愛は深く、卒業後OBは、母校の後輩と聞いただけで面倒を見たくなるのかもしれません。
当然、故郷に錦を飾りたいOBからの寄付金も凄いみたいで、新校舎も母校愛あふれたOB達からの大量寄付金で建てられてます。
学校もOBを大切にしていて、学校のイベントや部活の夏合宿に有名になったOBや卒業後の大学生のOBが気楽に遊びに来て参加することはしょっちゅうです。
生徒も大学生や社会人OBの話を聞けるのは、とても刺激になります。
もちろん、部活以外でも、運動会で指導してくれた卒業した先輩たちとも、卒業後もちゃんと交流していて、夏休みなどの際には、集まって一緒にみんなでご飯を食べに行き、大学の話を聞く機会も多いみたい。
それだけにとどまらず、地区毎に保護者が集まる地区会もあり、とにかく縦横のつながりが深いです。
地区会の先輩ママさんに聞いた話によると、親子二代で開成生になった開成パパがいる家庭では、商社に勤めてる開成パパとこれまで色んな外国に家族で赴任したらしいんです。
そしたら、色んな国に赴任するたびに、例えば、上海開成会とか、ニューヨーク開成会、サウジアラビア開成会、シンガポール開成会など(書いてる国は適当です)、とにかく、どこの国に行っても、開成会があったそうです。
す、凄い、、、ほんとかよ。
そこで、OBたちと、みんなで仲良く飲んで、仕事のことや慣れない海外生活の悩み事などを情報交換して、助け合っていたそうな。不安な海外生活もOBのおかげで乗り切れたとのこと。
開成の、先輩が後輩を助ける文化の影響もあり、たとえ初対面のOBでも、「運動会何色でした?役職はなんの仕事してましたか?」と会話するだけで、いきなり距離を縮めて仲良くなれ、役職を聞くだけでその人の人望度や、どういうキャラかがわかるそう。
とにかく開成OBの先輩は、母校愛が深い為、後輩とわかると、運動会や文化祭の時と同じように、力になりたい、って考える人が多いらしく、何か相談すれば、何かしら力になってくれる事も多いらしい。たまたま同じ会社に勤めた者同士でも、同じ開成生って知っただけで、一気に心の距離が近くなるんだそうで。
私は、入学するまで、開成会の存在は、よく知らなかったけど、そういう環境って、一生の財産だなと思いました。
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