No.10 胎児期環境化学物質汚染による被害の歴史 | 今 子供たちが危ない!暮らしの中の環境化学物質のリスク

今 子供たちが危ない!暮らしの中の環境化学物質のリスク

吸収力が強く 排出力が弱い胎児や子供は、大人より環境化学物質のリスクを受け易いことを御存知ですか?
これからママになる方!子育て真っ最中のママ!
知って欲しい!大切なこと!

人の一生の中で最も傷つきやすのが胎児期です
胎盤、臍の緒を通して新鮮な酸素や栄養を得て胎児は、すくすくと育ち、人間の形になってゆきます。この過程で何等かのわずかな乱れが生じ、それが胎児の発達に異常を
きたします。そして その大きな原因が環境化学物質と疑われているのです 
又、胎児が女性の場合、胎児の段階で原始卵胞が存在する為、汚染を受けた人だけでなく、三世代にわたり、なんらかの影響を受ける可能性があるのです 

 公害や薬害により起こった悲劇 

胎児歴史

 
  水俣病(1950年代):
   チッソという会社が海に垂れ流したメチル水銀で汚染された魚介類を食べたことに
   よっておこった。 特に脳神経系に被害。
   魚介類を食べた本人だけでなく胎児にも影響。胎児性水俣病とも言われた。

 サリドマイド(1960年代)
   ドイツで開発された新製剤、睡眠薬。日本では、大日本製薬が「イソミン」
   として大々的に販売。妊娠のごく初期に飲むとタイミングによって手足の一部欠損、、
   全欠損となる。日本はドイツについで2番目にサリドマイド児
が多い国である。

 カネミ油症事件(1960年代):
  カネミ倉庫株式会社で造られた食用油に混入されたPCB等により
  色素沈着、手足のしびれ、頭痛、肝臓障害等。
  妊娠中の胎児の影響としては、「黒い赤ちゃん」が誕生。世間に衝撃を
  与えた。
 DES(ジェチルスチルベストロール)(1970年代)薬害:
  人工女性ホルモンによる被害
  成人には影響なく、新生児にも影響ないのに。成長後に生殖器の異常や
  癌の発生。

とても悲しい事件ですが、そこには、安全性を確認せずに経済主導
前面に出す構図がみられる
そして、日本国内でも多くの訴訟がおこったが、勝訴する為に何十年もの長い時間と労力がかかっていることを御存知ですか


次回 3月7日(土)発信
低い安全基準の中で造られた毎日使う日用品が危ない!
   

  


   

 




胎児歴史