日本政府は、誰のためにあるの?
――― これが はっきりしていない者は、
行政に携わってはダメだろう。
日本政府は、
民のためにあるのであって、
経済界のためでも医師会のためでも、
外国のためでも、
政治家や官僚のためでも、
あるいは、他の誰かのためにあるのでもない。
合掌
&
🔶 【大石が聞く】
新型 コロナワクチン 後遺症への救済支援 自民県議が議会で訴え
2024年3月24日 CBC web
いわゆるワクチン後遺症問題で、与党である自民党の県議団が行政側に対応を求める動きです。
働き盛りの男性、接種後2年以上 体調が悪いままの男性2人にも話を聞きました。
(議長) 「 ただいまから本日の会議を開きます 」
3月8日の岐阜県議会。
「 コロナが5類に移行されてもなお、後遺症やワクチンの副反応と思われる症状に苦しみ、
人生が 大きく変わってしまった方がいらっしゃいます 」
岐阜県知事は、古田肇(1947~)氏
東大法学部を卒業後、通算・経産省、外務賞を経て、
2005年より岐阜県知事。2022年3月27日より全国知事会副会長
(東海北陸ブロック)。
質問に立ったのは自民党の長屋光征県議。
新型コロナワクチンの副反応について、県の対応を質しました。
議場の傍聴席にいた、2人の男性。
2人とも ワクチン接種後に起きた体調不良に 長期にわたり苦しんでいる当事者です。
「 ワクチンを打ったことで 全く違う体に 」あらゆる症状が
【3月5日】
(岐阜県内に住む男性・34歳) 「 ワクチンを打ったことで 突如、全く違う体になってしまって、
間違いなく ワクチンによる影響だと思った 」
この34歳の男性は、2年半前に 2回目のコロナワクチンを打った後、体に異変が。
(岐阜県内に住む男性・34歳) 「(ワクチンを打って)3日目に めまいというか ふらつきが
あって、次の朝に あらゆる症状、例えば 息切れ、体の痛みやしびれ、光過敏や音過敏、動悸
もありました 」
「 診断結果は 慢性疲労症候群 」
慢性疲労症候群は、強い倦怠感や筋肉痛、集中力の低下など、さまざまな症状が長期間続く、
原因不明の疾患。
「 岐阜の病院では、先生方は 『ワクチン後遺症の可能性がある』と 」
去年5月、国に救済を申請しましたが、認定結果はいまだに出ていません。
かかった医療費は 100万円を超えました。仕事には復帰しましたが 出社は出来ず、テレワーク
で何とか働いています。
「 あの頃、コロナという前代未聞のパンデミック(世界的大流行)が起きて、ワクチンを
推し進めていたのは 百歩譲っても、ワクチンを打って 後遺症になっている人がいるのに、
結果に対して 政府が何もしてくれないのは、なんだか違うなと思っている 」
2年半、1日のほとんどを布団の上で…
一方こちらは、43歳の男性。
(大石アンカーマン) 「 お体は? 」
(岐阜県内に住む男性・43歳) 「 痛いが、立っているくらいなら 大丈夫 」
「 どこが痛い? 」
(岐阜県内に住む男性・43歳) 「 背中全体。腰から上、首くらいまで 」
「 布団の上で ほぼ寝たきりです。動くと(腰や背中が)痛いので… 」
2回目のワクチンを打って 3週間後、突然 激しい痛みで起き上がれなくなり、それから 2年半、
病院に行く以外、1日のほとんどを 布団の上で過ごしています。
医師の診断は「 脊椎関節炎 」。免疫の異常で 脊椎や関節が炎症を起こす、自己免疫疾患です。
「 最初は 貯金と失業保険で補っていたが、足りなくなってきて 生活保護を頼みました 」
トラック運転手の仕事も出来なくなり、収入は ゼロに。
今は 生活保護を受けています。
(岐阜県内に住む男性・43歳) 「 2年7か月 ずっと痛みがある というのは相当つらい。
まずは ワクチンとの因果関係をはっきりさせてもらいたい 」
「 一度立ち止まって 支援体制を構築しなければ 」
この日、男性の家に訪れたのが 地元岐阜県議会の長屋議員。
「 何回目の接種で おかしいと思った? 」
(岐阜県内に住む男性・43歳) 「 3回目まで打っているが、症状が出たのは 2回目のあと。
ワクチンのせいだと疑っていなかったので…」
「 ワクチンの接種を進めてきた中で、われわれも 一度立ち止まって、支援体制を構築して
いかなければならないのではと 」
(岐阜県内に住む男性・43歳) 「 まずは ワクチンとの因果関係・証明が1番。もし証明が
できたのなら 生活支援を 何か考えてほしいと思う 」
ワクチン行政を推進してきたのは、ほかならぬ自民党ですが、岐阜県議会の自民は これまでにも、
ワクチン後遺症への支援を行政に提案しています。
(自民党 長屋光征 岐阜県議) 「 自分の声が届いていないということを聞けたのは、すごく大きい。
僕らも 率直に 県の方に伝えていかなければいけないと思っている 」
「 全く誠意のある返答じゃなかった 」「 期待していたのに… 」
【岐阜県議会 3月8日】
(自民党 長屋光征 岐阜県議) 「 岐阜県では これまで強力にワクチンの接種を推進してきました。
ワクチンの接種を進めるのだけに 力を入れ目を向けるのではなく、ワクチンによって健康被害
にあわれた方々に向き合い、県として より踏み込んだ形で救済支援に取り組んでいくことが必要 」
8日の議会では、男性2人への聞き取りをもとに質問に立った長屋県議。
2人がその様子を見守ります。
「 コロナワクチン接種後の健康被害に苦しむ方々に対し、今後 どのような救済支援に取り組んで
いくのか。(コロナの)後遺症患者と同様に、必要な支援制度につなぐための方策を伺いたい 」
支援のあり方を問われた県は。
(岐阜県 丹藤昌治 健康福祉部長) 「 健康被害に苦しむ方が申請書記入時に用いるチェックリスト
を 新たに作成し、市町村での窓口での相談時にお渡しすることで、手戻りなく申請が行えるよう
支援をしてまいります 」
「 看護師が常駐するコールセンターにおいて、今後は 各市町村の福祉・生活支援の相談窓口
についても案内をしてまいります 」
既にあるコールセンターの拡充を打ち出しましたが、愛知県が出している医療費補助のような
新規の施策はなく、傍聴した男性2人は …
(岐阜県内に住む男性・43歳) 「 もっと力を入れて『やります』という感じで言ってもらえるか
と期待してたんですけど… 」
「 返答が具体的でなくて、今 現状で苦しんでいる人たちが、すぐ救ってほしいのに、
そういう声に 全く誠意のある返答じゃなかったかな 」
自民党岐阜県連は、今後も ワクチン副反応への対応を求めていく方針です。
(自民党岐阜県連 村上貴夫 幹事長) 「 少しは 前進しましたが、まだまだ足らないという印象。
現に苦しんでいる人がいるので、救済しなければならないのは事実 」
救済申請が 1万人を超え、死亡も含め認定が 6500人を超えている中、ワクチン接種後の症状が
なぜ 起こるのか、どう治療するのか、国を挙げた徹底究明が求められます。