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平成9年(1997)12月定例会  12月11日

◆7番(川上泉君) 発言通告に従い質問をいたしますが、昨日よりの他の議員の質問も重複を
  いたしまして、なるだけ そういった部分を割愛をさしていただきますけれども、どうしても
  お聞きしたい部分もございますので、よろしくお願いをいたしたいと存じます。
  まず、今後の行政面においては 少子・高齢化の進展、経済構造の変化、市民の価値観や生活様式
  の多様化等 さまざまな分野における構造的な変化に直面しており、地方公共団体としては新時代の
  地方自治に ふさわしい行政体制の整備を進める必要があります。
   地方分権の推進の成果を 十分に上げるため、行財政基盤の強化を図るため、国においては 積極的
  市町村合併を奨励していますが、昨日の質問 あるいは市長答弁の中で、住民意識の盛り上がりが
  最も大切である、まことに 当然でありますけれども、行政にとって必要なことは、合併の必要性
  やメリット、デメリットについて 情報提供など住民に行っていく必要があるのではないかと
  考えます。ここに 自治省が行っている地方制度調査会専門委員会が行った市町村合併に関する
  アンケート結果があります。すべての市町村の長 及び議会議長ということで 6,464人の方になり
  ますが、本市の市長、議長もお答えになっていることと存じます。このアンケートの中で、将来の
  行政需要への対応については、可能であると思うと、困難であると思うが、市町村約半数ずつ
  ございます。また、将来 対応が困難となる行政分野として上げられたのは、福祉対策が圧倒的に
  高く、次いで 環境対策、社会資本の整備、保健・医療対策の順となっております。
  また、これまで みずからの市町村の合併を考えたことの有無については、考えたことがあるが
  7割近くあり、みずからの市町村の今後の合併の検討の必要性について、その約3分の2が検討が
  必要であると回答されておられます。本市の市長のお考えはどうでありましょうか。
   この合併話を進めてまいりますと、現時点では なかなか話が前に進みません。それも当然で
  ございますけれども、いささか視点を変えまして 広域連合等のお考えはどうかお伺いいたします。
  広域行政の充実強化は、本市においては 井笠圏域また備後圏域において それなりの取り組みの実績
  があります。このことを踏まえ、お互いの自治体の不備な面を補う、つまり補完しながら あるいは
  住民の多様性にこたえるため、行政区域を超えた公共施設の広域的な利用が可能なのかどうか。
  そして、先ほどアンケート調査の中にあった 福祉対策、環境対策、社会資本の整備、保健・医療
  対策などに対応するため、この井笠地域に中で 人事交流 あるいは共同研修、そして人材の確保、
  この人材の確保は 21番議員さんが質問された職員の新規採用ではございません。広域行政に対応
  できる人材を それぞれが出し合い、研究を深めていく、そういった形の取り組みを市長どのように
  お考えを持っておられますかどうか、お聞きをしたいと存じます。
  ・・・ 
   最後に、市民病院改築計画についてお伺いいたします。
 本市計画では、医療・保健・福祉ゾーンの中へ移転新築とされているが、市内の民間医療機関と
   の連携のもと、本市 将来に過重な負担とならぬよう取り組んでいくべきと考えるが、本市計画を
   再考するつもりはないか、お伺いいたします。
 この件に関しましては、私は 過去何回かお尋ねをいたしました。そのときのご答弁の中にも
   ございますように、市長も よくご理解のように、現在の市民病院ができたときの この地域の
   医療環境と 現在とでは大きく変わりました。民間医療の発展と 広域医療の発展であります。
   30年前には 確かに180床必要であったと、今日 60%の方が 大体平均して入院されておられる。
   それは 病院施設の古さもあろうかと思いますけれども、民間病院の発展で ベッド数がふえた、
   あるいは 人口の減少ということもあるかもわからない。そういったことで、これからつくる
   自治体病院というのは 発想を大きく変えていかなければならない。この地域を取り巻く医療環境
   というものを、医療水準というものを よくお調べになって、ベッド数が幾らあるか、どういった
   診療科目があるか、お医者さんが どのくらいおられるか、看護婦さんがどのくらいおられるか、
   そういった数値を出して、そして 弱い部分を自治体病院が補っていく。弱い部分というのは不採算
   な部分、不採算なことには 民間医療は手を出しませんから、そういった部分を地方自治体が
   赤字覚悟で補っていかなければならない。ここで出てくる赤字は、この地域の医療水準を最低限に
   保つということで、市民のご理解をいただける。
   本市計画では、老健計画とセットで 市民病院の移転新築を進められておられます。平成元年に
   国が打ち出したゴールドプラン、これと 井原市民病院が老朽化をし改築をしなければならない、
   それが同時期になった ということも、僕は 一つの要因ではなかろうかと思います。老健施設と
    病院が、医療機関が なぜ一緒にいなければならないのか、私は ここにいささか考え方の違いが
    あるのではなかろうか と思います。医療施設というのは、ゼロ歳児から100歳超えて寿命が続く
    まで どんな方が利用されるかわかりませんが、老健施設は もうその名のとおり高齢者の施設。
    現在 市民病院に 毎月1万人以上の外来患者がございます。平成8年度は 1年間で12万2,712人
    の方が来られ、この方々を 立地条件の悪い公共交通機関のないところへ連れていくわけには
    いかないわけでございます。老健施設には 確かに医療機関等も必要であるならば、それは小規模
    な診療所でも 十分に間に合います。偕楽園あるいは 将来早急にこれも取り組んでいかねばなり
    ませんが、特別養護老人ホーム等の、50床にされるのか、80床にされるのかは知りませんけれど
    も、そういったところへ張りつける医療機関というのは 診療所程度で十分であろうかと思います。
    この年間12万人に上る外来患者の人を 便利の悪いところへどうぞ来てくださいというわけには
    いきません。
     市長は、昨日のご答弁の中でも 新しい市民病院は、ベッド数は 100から120ぐらいあれば
    いいんじゃなかろうかなという ご答弁をされておられました。私もそう思います。そうすると、
    新しい市民病院が だんだんと見えてまいります。現在の診療科目で 十分に結構だと。現在の
    診療科目に 最大でも120床ぐらいのベッド数を備えて、そして 市内の医療機関にそれぞれ勤務を
    されている、民間の医療機関に勤務をされておられる看護婦さんの託児所を設けて、看護婦さんも
    志を持って看護婦さんになられてます。結婚、出産によって その職場を離れざるを得ないという
    のが現状であります。そういった民間医療を 公的な病院が下支えをしていく。私は、そういう点
    において 現在の市民病院の場所で 改築は 十分可能であろうかと思います。もちろん、皆様よく
    ご存じのように 入院患者の方も大勢おられます、外来の方もおられる、駐車場は車でいっぱい、
    建物も そちらこちらに建っている、じゃどうやって建つのかというようなご意見もいだきました。
    これを ぜひ専門的なところで詰めていただきたい。僕は 必ずそれは可能であるというふうに
    考えております。改めて市長のご所見をお伺いをいたします。
・・・
◎市長(谷本巖君) 7番議員さんのご質問にお答えをいたします。
  まず、1点目が 地方分権が言われる中で、市町村の合併に対しての市長の考え方ということで、
 アンケートの状況等もご説明がございましたが、特に その中で、井笠地域あるいは備後地域との
   広域行政の推進 あるいは市町村の合併につきましては、昨日も6番議員さんのご質問にお答えを
   いたしたとおりでございますが、特に 合併問題というのは、今のアンケートでも出ておりますが、
   いずれにしても 自治省の考え方というのは、地方分権とあわせて 介護保険制度、そういったような
   ことで、やはり 合併をしていく中で 対処していかなきゃならんと、そういう指導が恐らくなされる
   と思います。そういう発言も 何回かお聞きしておるわけでございます。
   本来の姿というものが どういう形になればいいのか ということは、これから先でないとわかり
   ませんけれど、本当に そういった中核市であるとか、あるいは 20万都市というようなことでやる
   ならば、都道府県というのは 将来はなくなってきても、なくなってきてもと言うちゃいけません、
   なくなるんじゃないかな という感じもいたすわけでございますが、ただ合併というものは理事者側
   が合併を推進していくという形の中で、もちろん 住民の皆さん方にも そういう合併をやりましょう
   という話は ちょこちょこ聞くわけでございますけどもが、西の方でも 大きな市が3市合併という
   ようなことで出ておりますけれどもが、ずっと以前から とにかく境界がないと、したがって3市が
   合併しようということで、理事者側が 早く出したんですけれどもが、その合併に対して 理解が
   できなかったのは 議会の方であった というふうに伺っとるし、また新聞にも そういったようなこと
   が出ておるわけでございますので、将来にわたっては この合併の問題については、やはり議員の
   皆さん方同士でも そういう話は これから出てくるんじゃないかな。もちろん 理事者側の方としても
   そういうことが出てくるんじゃないかなと、そういう中で とりあえず昨日申し上げましたように、
   介護保険制度についても 井原市だけでやるこということについては、いろんな介護サービスの
   面等々で いかがなものかなというようなことで 広域でひとつ研究をすると、こう申し上げたわけ
   でございます。
・・・
 それから、市民病院の問題でございますが、これは 何回かご質問もございましたが、井原市民病院
   というのは 38年5月のときには 実は100床なんです。100床で新築をしたわけでございますが、
   その後 要望があって 80床増設したということがあって、本当に機能的には 若干そういう建て増し
   をしたということで、その一定の敷地の中で やっとる関係で運営面では 若干ロスもあるわけで
   ございます。しかし、地域の中核的医療機関として開設をされたわけで、今日まで 一般総合医療
   の提供と、そして 地域の医療水準の向上には努めてきたわけでございますが、もう 前にも申し
   上げましたように、昨今の医療環境というのは 大きく変化しておるわけでございまして、そういった
   時点で 開設時とは 本当に大きく内外ともに変わっておるわけでございます。
 そのようなことから、いま一度申し上げますと、現在の位置でいいのかということで、これについて
   は もう議会とも ご相談を申し上げ、それからまた 病院の運営審議会委員さん、あるいは 井原町の
   自治連合会長さん等々と協議した結果、現在の地で改築というのは無理だということで、場所選定
   をいたしたわけでございます。現地改築で 十分できるじゃないかと、こういうことでございますが、
   確かに 現地の場所で、検討した当時も 山沿いへ持っていけばできるということではございますが、
   果たして そういった中で経費的には ほとんど新築しても変わらんのじゃないかなと、いやそれは
   建物の関係だけです、土地は 別にしまして、そういうご提言もあったように記憶しておるわけで
   ございますが。じゃ、今大きく変わっておるので 100床あるいは120床というようなことになり
   ますと、現在の位置でやるとすれば、やはり 日当たりの非常に悪い山沿いへ持ってくると、そう
   なってくると 後の維持管理費は かなり高くつくと思うわけでございますが、そういった点も含めて
   この検討を これからやっていくということでございますので、議員の皆さん方も そういった点も
   含めて その検討をしていただきたいと思うわけでございます。
   井原市の総合開発対策特別委員会でも 1年ぐらいかけて検討もして、現在の場所を決定しとるだけ
   に、7番議員さんが仰せのように、現地改築ができるということになりますと、そういったことで
   当然 我々も検討はしますけれどもが、ただ言えることは 今の西側へ、本当に もう道路近くまで
   持っていけば、これは改築できます。それをやってもなおかつ、今の施設を一部取り壊さないと
   不可能であろうかと、このように思っております。
 
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平成11年 1月 井原鉄道開業

 

平成11年 3月定例会  03月10日
◆21番(広畑耕滋君) 尋ねたことに対しましては、大体お答えいただいたのですが、
  若干提案ではないんですが、私の意見を述べたいと思います。
 鉄道が通りますと人の往来というのが多くなりますが、俗に言う観光客というのがふえてきます。
  かつての観光というのは、バスで 団体で安く遠くへというのが 今までの傾向でしたが、最近は
  団体旅行から個人旅行、それから、グループや家族で行くと。そして、見て回る観光から、
  その場へ行って体験するというのが、最近 浸透といいますか進んできております。それを農家へ
  泊まりながらというのが、グリーンツーリズムというふうな形で、今農林省が進めております。
  一昨、昨日ですか、中四国農政局でも、中国地方のそういったグリーンツーリズムの取り組みに
  ついての会合が行われましたですが、こういったものが、これからはですね、井原線をしても
  野上や青野や周辺の農村地帯には 何ら影響がないな というふうなお考えの方も結構おられます。
  で そういう人たちといいますか、そこらあたりへ、これから、ご存じのようにガーデニングが
  はやり、市民農園が定着していきつつあるような時代ですから、この地域での自然や、それから、
  文化を体験したり産業やそういったものを体験しながら交流を楽しんでいくというそういうことに
  ひとつ時代がなっていっとるということを、まず認識した上で、これからの井原線を含めた活性化
  といいますか、生かした方策というものを構築していく必要があろうと思います。そういった
  外部からの人たちは、この地域の沿線の窓から見る景色を楽しんでいただいたり、この地域の農業
  や産業に触れていただくということが、必要だと思いますし、その中におる私どもは、この鉄道を
  通して 外部から入る人たちをどう迎えるかというその中で 自分自身の自分らしさを発見したり、
  地域の魅力というようなものをひとつ見つけていく。そして、それを大胆にメールといいますか、
  都市の方へ伝達していって来ていただく という対策を講じていったらいいと思います。
    雇用の増進や、先ほど言いました企業の誘致なんかは、この地域における所得をふやす一つの
  大きな取り組みになってこようかと思いますが、特に 手早いのは、観光資源を見直して、井原に
  おける知名度を高めていくということは、このあたりの井原の魅力を最大限に売り出していく。
  そのことが、ここに住んでいる人たちを元気づけ、新しくここへ定住しようという いわゆる
   定住人口の確保にもつながるんではないかというふうに思います。
    まず、何よりも、この井原鉄道が社会資本であるということを、市民も行政もみんなひとつ
   確認といいますか、していただきたいと思います。していったらと思います。普通の国道や県道
   や市道やというふうな いわゆる公共事業によって、地域の人の利便性や生活を豊かにするために
   投資した社会資本と同じように、これをひとつ活用していくというそういうものに考えをしていく。
   そのことが、いろんなこれからの取り組みの中で重要かと思います。せっかくできたものですから、
   次の時代へ送る、次の時代を背負う人たち、住む人たちのために一つの発展を遺産として、
   次の時代残していきたいというふうに考えます。この井原線についての波及効果についても
   定かではないが、結構 人が行き来してるというふうに把握されておりますが、非常に短期間で
   あって 具体的な数字は出ないというふうに説明がありましたが、近いところでは、田中美術館
   入館者が、去年同期に比べまして、3倍から4倍、昨年は700人足らずで前後しとるものが、
   ことしは 1月、2月は もう二千から三千に近い人たちがおいでになっておるとこういうことに
   なりますと、鉄道効果というのは、顕著にあらわれておるいうふうに思います
   こういうものをひとつほっとく手はないというのが、私の考えでございますので ひとつ先ほど
   市長もお答えになりましたように 中村先生の助言もありましたように、このあたりをひとつ
   エコミュージアムのひとつ手法というのも取り入れていくというのは、大きな一つの戦略になろう
   かと思います。ひとつよろしくお願いいたします。
   それから、病院のことでございますが、毎年 井原市民が300人ぐらい出生されておりますが、
   亡くなられる方も その程度というふうに思いますが、その中で、井原市民病院の産科を利用
   される人は、だんだん減っておる。それから、井原市民病院で 人生を終えられる方が、だんだん
   ふえているという この現実というのは、きちんと把握した上で 新しい病院をどのようなものに
   していくか というそういうのが必要じゃと思います。先ほど 部長からもありましたように、
   病院っていうのは、人の命の尊厳を守るとこでございます。新しく生まれる、生まれてくる者たち
   にとっても、人生を終える人にとっても 最後と最初のとこであるというふうな認識というか
   場所になりつつありますので、ひとつ 市長は厳しい財政情勢の中ではありましょうが、大胆に
   市民の中に訴えてほしいんですが、市民の健康と老後を健やかにするために、病院建設については、
   少し高くつくが、いいものをつくりたい というふうなお考えをひとつ貫いてほしいと思います。
   そのことが、今まで 私どもが人生を生きてきたうちに、最期を我が家で終わりたいという願いを
   持っておりますが、諸般の情勢を考えると どうしても最期は施設に行かされるかなという気が
   します。そういった場合に 安心して行ける施設というか、そういうものをきちんと用意してほしい
   と思いますし、新しく生まれてくる子のためにも、そのお母さん方にとっても、快適であるもの
   でなくてはならんと思います。ですから、そういう意味に立って、井原市民病院というのを
   建てかえるのであれば、名称も新しいものがどうだろうかと、あくまでも 井原市立というのは
   除くわけにはいきませんが、次の〇〇病院というのは、ほかな言葉を使ってもいいんじゃないか
   というのが、名称を変えることはないですか という一つの私の問いかけでございます。
     かつては 地域福祉センターが、やすらぎセンターになったり、西部憩いの家であったり、
   そういうふうに 上には一つの冠がありますが、中身は そういうふうに私たちの人生の最初と最後
   をつかさどる場所というふうな、そして、平生の健康を保持したいただくという そういう役割を
   果たすという意味では、豪華でなくてもいいですけど、堅牢であって豊かなものであってほしい
   と このように願って最後の問題は出しとります。よろしく。
・・・
◎市長(谷本巖君) 井原線の利用促進について、いろいろとご提言も含めておっしゃって
 いただいたわけでございますが、じっとお話を聞いておりまして、確かに いつでしたか新聞に
   20世紀の時代は、サービスと工業の時代であったと。21世紀は、農業の時代であるというような
   ことを、端的に、言われておった方があったようでございますが、そういった中で、個人あるいは
   団体でなしに、個人とか あるいはグループで井原線をご利用になっていらっしゃる方、私も何人か
   1カ月の間で そういう方にお会いをしたわけでございますが、そういうような中で、岡山あるいは
   和気町の方からも 本当に四、五人でおいでになっておられる。その中には 大半の人が 田中美術館
   を見たことがないから、今度 井原線が開通したのを機に 井原へ来ましたと。
   あるいは、井原には もう一つ 華鴒美術館があるので、そちらの方へもというようなことで、
   フリー切符のよさも お聞きしたことがあるわけでござといますが、これから、特に 青野地域へ
   葡萄浪漫館を中心に、あそこへ いろんな計画をしておりますが、そこは、特に 都市住民の方が、
   そこへ来て、そして、体験をしていただける。でき得るならば、農地の関係もございますけれども
   が、そこらあたりで いわゆるその市民農園といいますか、そういうようなものができればですね、
   私が いろいろこの子供さんと一緒に来て、そうして、青野の葡萄浪漫館のとこへ行って、そして、
   親子でつくった、そういうようなものになってくればですね、同じ そこで加工品をつくるにしても、
   何か教育との関係にも結びついてくるんじゃないかなあ ということで、ご地元は 大変だろうと
   思いますけどが、できたら そういうようなことで、今おっしゃいましたグリーンツーリズムですか、
   これからは、そういうようなことが、先進都市でも そういうようなことをやっておられるのを
   時々新聞等で拝見するわけでございますけどもが、特に そういったようなことになることを期待を
   いたしておるわけでございます。
   それから、病院について、いわゆる出生の数、出生に関しての利用減で死亡の方が多いという
   ようなことでございますが、現実は もうそうでございます。特に 産科については、施設が老朽化
   しておるということが、大きな、どうも 原因のようでございまして、だんだんだんだん統計を
   取って見てみましても、本当に 平成10年は もう非常に減っておるというのが実態でございまして、
   それは どこへ行っておられるのかといいますと、もう お隣の方へ行っておられたり、あるいは
   遠くは 倉敷あたり行きますと、ホテル形式のような すばらしい何をしとられる。これは もう
   井原の今の市民病院と、これは競争しよう思っても 現状では難しいと思うわけでございます。
 じゃあ、新しい病院を建つときに 他の個人病院と負けないような、そういう施設をするということ
   になりますと、それ相当の利用見込みがなければ、採算ベースに合わないのじゃないかなあと、
   ここらあたりが 今 病院管理研究所にお願いをしとりますけどもが、そういったようなことで、
   どのような形ならいいのかということは、今後の実際に建築していく中ではですね、産科については
   検討十分していかなきゃあいかんのじゃないかなあと思うわけでございます。私 基本的には、
   市民の方が望まれる 本当によかったなあと言われるような、豪華な市民病院を建てようというな
   気持ちは 私持っておりませんし、それだけのものはできもしないわけでございますが、少なくとも、
   市民の望まれる市民病院を という考え方でございます。
 市民病院の名称については、先ほど申し上げたとおりでございます。