※閲覧注意。(BLです)


苦手な方はUターンでお願い致します。




松村北斗×京本大我


『この星のHIKARI 1』はこちらから♪


前回のお話はこちら♪



大我side



慎太郎が発した恐ろしいひとことで

盛大に水を吹き出した俺に


樹「きょもっ?!どうしたの?!」


と駆け寄ってくる樹。



なん、でもなっ、ゲホっ」


むせてうまく喋れない。



そんな俺を見て大爆笑の慎太郎とジェシー。




髙「ちょ、マジありえねぇんだけど!」


と文句を言いながらも

濡れた机を掃除してくれる髙地。


樹「きょも大丈夫?」


と樹が心配そうに俺の背中をさすってくれて

濡れた口まで拭いてくれた。




ふと、北斗のことが気になり

北斗の方を見てみると…


相変わらず静かに本を読んでいる。



どうやら俺には全く興味がないらしい。


『なんだよ、少しくらい反応しろよ…』



そんな北斗を見て、なんだかなんとも言えない感情が込み上げる。



「はぁ〜っ…」


また溜息をついてしまった。



樹「きょも?」


心配そうに俺の顔を覗きこむ樹と髙地に



「樹、髙地、ありがとう。もう大丈夫」


と笑ってみせると



樹「良かった」


とホッとした顔をして、俺の頭をぽんぽんと優しく撫でてくれた。



「…っ、、」


その樹の優しさに…

なぜだか泣きそうになった。




『…っ、なんだこれ。

…俺情緒不安定なのかな…情けなっ…』


樹に気づかれたくなくて

キュッと唇を噛み必死で涙を堪える。




そんな俺の異変に気づいた慎太郎が


慎「あぁ〜、俺腹減ったなぁ〜

ねね、たまにはさ、みんなでご飯行かない?

さっききょもとそんな話してたんだよね〜」



「えっ…」



樹「おっ、いいねー」


髙「いいじゃん」



慎「北斗も行けるよね?」


慎太郎の口から北斗の名前が出て

ドキっとする。



北「いや、俺は…」


と一瞬だけチラッと俺を見てまたすぐに視線を逸らす北斗。



『…やっぱり俺がいるから嫌なのかな…』


そしてまたなんとも言えない感情が渦巻く。



ジ「えー!北ちゃんも一緒に行こうよ〜!」


樹「そうだよ北斗!

たまにはみんなで飲もうぜ!」


慎「ね〜北斗も行くでしょ?!」




有無を言わさないその雰囲気に諦めたのか…


北「…わかったよ、行くよ」



『北斗とご飯』が現実になってしまった。




NEXT…