※閲覧注意。(BLです)
苦手な方はUターンでお願い致します。
松村北斗×京本大我
北斗side
樹「きょも〜、トマトきたよ」
大「とまとぉ〜♪」
なぜか今…
俺はメンバー全員と居酒屋にいる。
そして…これまたなぜか
俺が想いを寄せている人、京本が目の前に。
正直な話、京本と酒の席を共にするのは初めてだ。
だから、俺は平静を装ってるふりをして、静かに飲みながら時々京本を観察している。
京本は若干酔いが回っているのか、
頬がうっすらピンク色に染まり目がとろんとしている。
その姿があまりにも可愛く…しかも色っぽさまで相まって、ついついお酒で濡れた艶っぽい唇に目がいってしまう。
大「樹〜っ、あーん」
樹「えっ、俺が食べさせるの?」
ニコニコしながらコクコク頷く京本。
『かっ、かわいい…』
樹「えー、自分で食べなよ」
大「やっ、樹食べさせてぇ、あーん」
樹「なに?きょも酔ってんの?笑」
大「酔ってないぃ!」
とほっぺをプクっと膨らませる京本。
樹「はいはい、もうしょうがないなぁ〜」
と言いつつまんざらでもない様子の樹。
樹「きょも、はい!あーん」
大「あ〜ん」
と大きな口を開けて嬉しそうに樹からトマトを食べさせてもらう京本。
大「じゅぃ〜、あぃあとぉ〜」
樹「はいはい、どういたしまして〜…って
きょも!食べながら喋らないで!ほらっ」
と言いながらおしぼりで京本の口を拭いてあげている樹。
大「んふふ、樹ありがとぉ〜、だいすきぃ♡」
『あっ、、樹顔面崩壊した…苦笑』
やっぱり酔いが回っているのか、喋り方が幼いうえにやたらと樹に甘える京本。
『…てか!…なんで大好きな人が他の男とイチャつく姿を目の前で見せられなきゃならんのだ!樹もデレデレしすぎなんだよっ』
と軽く心の中で悪態をつき、樹を睨む。
そんな俺に気づいたのか、樹が俺の方を見てニヤニヤしながら勝ち誇ったような顔をする。
「!…ちっ!」
思わず舌打ちをしてしまった。
ジ「北ちゃ〜〜ん、
なんか顔怖いけど大丈夫ぅ?」
ジェシーにも気付かれてしまい、
樹への嫉妬心を悟られないように
「全然」と
とっさにポーカーフェイスを作ってみせる。
慎「今日のきょもは樹にベッタリだね〜
ねね、北斗北斗!酔ったきょもってさ、女の子みたいで超可愛くない?」
とこちらもニヤニヤしながら俺にぶっ飛んだ質問をしてきた。
ジ「大我ちゃんは女の子だよ♡HaHa!」
『…こいつも相当酔ってるらしい…』
髙「あ〜、俺も…大我ってさ、時々性別間違えて生まれてきたんじゃないかと思う時あるよ」
「……はい?」
慎「わかるわかるー!」
「いやいやいや、髙地!お前はそれマズイだろ!京本と一緒の部屋の時とかヤバイじゃん!」
髙地の爆弾発言に
思わず大きな声が出てしまった。
案の定京本にも聞こえてしまったらしく
大「…?おれがなぁにぃ?」
と、可愛らしい上目遣いで俺の顔を覗き込んで聞いてくるもんだから…
ドクッと心臓が跳ね上がる。
慎「きょもがね、女の子みたいに可愛いって盛り上がってたの」
大「えぇっ、おれぇ、かわぃくねぇし、おとこだしっっ!」
とちょっと舌ったらずでドヤる京本。
髙「いや坊ちゃん、ドヤ顔してっけどうまく喋れてないからな!やっぱ酔ってんだろ?笑」
大「えぇ〜っ、よってないってばぁ〜」
とまたまたほっぺをプクっと膨らます京本。
『あっ、あざとい…けどかわいい…』
髙地の爆弾発言が気になるけれど…
京本がお酒を飲むとこんなに可愛くなるなんて想像もしていなかった。
そんな京本の更なる魅力に溺れて、今日もまた愛しさが倍増していく。
そして…
相も変わらず樹に甘えている京本を見て
『オレモモットチカヅキタイ』
なんて…ずっと封印してきた邪な想いが
ふつふつと込み上げてきて狼狽える。
そんな俺は…
もはや重症かもしれない…。