奥清水山(470m)旭川市 | 独り言ちの山暦

独り言ちの山暦

「風の又三郎、又三郎、早く此さ飛んで来!」「この頂で赤道から北極までの大循環の自慢話を聴かせてくれ。」

 

2024.4.7。

絶好の日和となった。

今日で旭川市の積雪も「ゼロ」となった。本格的な春の訪れを実感できる

「ゼロ」である。

旭川市と鷹栖町の境界に位置する通称「奥清水山」。

芳野峠の手前に駐車できるスペースがあった。ここは前日にKAKU先輩が確認

していてくれた。そんな心使いに頭が下がる。

空一杯に広がる青空。日差しも春のものだ。

ツボ足でも大丈夫そうだが、スノーシューを背負っていくのも面倒でスノーシューを

付けた。

間もなく尾根に出た。

堂々とした電波塔が聳えている。

江丹別方面を望むが、そこにも春を感じた。

緩やかに尾根を歩く。

ツボ足で登る先輩方も順調な足取りだ。

先ずは・331を目指す。

きもちの良い山歩きだ。

 

鷹栖方面。

眼下には本田技研総合研究所が広がっていた。所謂タイヤのテストコースだ。

・331への登りである。

暖かい日差しに包まれ汗が流れてきた。ウエアーを一枚脱いだ。

今回、初めてご一緒させていただいたOSINさん。

不断は単独かご夫婦で山を楽しまれていういう。流石の健脚で登山スタイルも美しい。

ここからは最後の急登が待っていた。

・350から・390への登りである。

先に登る方も頑張っている。

全員が急登を終えた。ここで息を整えた。

ここからは雪原が広がっていた。

まるでゲレンデのようでスキーが楽しめそうな斜面である。

夫々が自分のトレースを描き頂上を目指す。

遠くには表大雪の山々。

霞んでクリアに望むことはできなかったが、ここからの眺望は素晴らしい。

6時44分にスタートして8時01分に頂上。ここまでの距離は凡そ1.8km。

頂上にはそれを指し示すものはなかったが、今日もKAKU先輩が作成し

持参した標識が際立った。

気持ちが前向きになれる頂上。

気温も10度を超えた。山の融雪もドンドンと進むがこの時期に雪を

踏み山を歩ける楽しさは格別なものがある。

頂上から少し下ると今度は十勝岳連峰が望めた。

これまた霞んではいたが春の山々は美しいものだ、と見惚れた。

順調に下山。電波塔まで戻ってきた。

蒼空と雪の白さ。浮き浮きする気持ちが楽しかったことを裏付けて

くれる。

8時59分には下山完了。

2時間15分の活動である。距離は3.7km。

まだまだ早い時間ではあるが打ち止めとした。

午後から気の置けない仲間と温泉に行く約束がなっていたからだ。

近場の比布温泉。久しぶりの5人での集まりである。

この間の色々な出来事を話し合ったりしながら充分なやすらぎの時間を過ごした。

今度は一緒に旅行に出かけたいね。そんな話がでる齢となった。

飛騨高山とか松江、出雲が良いとそれぞれに思いはあるが男5人の旅

が実現できれば、と酒に酔った。