上岐登牛(三等三角点 547.9m)東川町 | 独り言ちの山暦

独り言ちの山暦

「風の又三郎、又三郎、早く此さ飛んで来!」「この頂で赤道から北極までの大循環の自慢話を聴かせてくれ。」

 

2022.2.12。

午前7時。東川町の気温はマイナス15度。

コロナワクチン接種券が届かない。

3回目は「モデルナ」を接種しようと思っている。ファイザー、ファイザー、モデルナ

である。モデルナは何か人気がないらしい。それならモデルナ希望者に優先的に

回して欲しいものだ。

今回はKAKU 先輩と東川町にある三等三角点「上岐登牛」に向かった。

         準備していると指先が痛くなるほど冷え込みである。

         正面に見える山が上岐登牛である。

         林道(スノーモービルの跡あり)を辿り雑木林に入った。

         頂上に着いて分かったことだがこの林道は頂上まで続いていた。

         林道をはずれ尾根に取りつく。

         久しく大雪が降っていないことありラッセルに苦労することもない。。

           何度か林道を横切る。

           斜度は緩やかで淡々と歩き続ける。

          視野が一部開けてきた。

          思いのほか早い。1時間ほどで頂上に着きそうだ。

          エゾ松林の中。

         針葉樹の中を歩き尾根に乗った。

           そしてカバ林となった。

          カバ林を頂上に向かい一直線。

          1時間ほどで頂上に到着。

          無風で穏やかである。思いのほか寒さも感じない。

そこには彫刻された標識が針金で括りつけられていた。

このようなマイナーな山でも、このようにわざわざ標識を作るほどに愛してい

る人はいるのだ。

           頂上は木々に囲まれ眺望は良くない。

           標識を借りて記念写真。ここでも優先は感染防止対策だ。

  所在ない頂上での一時を過ごし早々と下山開始。

  頂上から東方向へ真っすぐ滑り降りることできそうだが、木々が密集している。

  安全第一。来た道を戻ることを選択した。

  kawaさんなら頂上から一直線に滑りおりるだろうね、とkakuさんと遠く離れた

  距離で語り合う。

 kakuさんのスキー技量も中々である。

 恐る恐る滑る私とは雲泥の差である。上手になりたいけど、私にはその向上心

 がない。思えば昔からそうであった。

          林道が邪魔だ。林道をクロスする度に立ち止まる。

 やはりこの地は今冬、雪は少ないようだ。

 ブッシュが至るところに顔を出している。

 アルペン選手のようにポールで小木をなぎ倒しながら滑る。(まあ大袈裟な

 表現であるが)

  ここは少し開けていた。

  スキーらしきものを楽しめた。それもつかの間ので出来事ではあったが。

         勿論、登り返してまた滑るなど考えもしない。

           予定より早く下山してしまう、ね。

           どうしましょう?

           何処と言っても適当なところが無い。このまま帰宅だね。

          遠くに大雪(旭岳、愛別岳)が霞んで見えたころに終了。

   9時前には車に着いた。

   総行程距離3.8km。所要時間2時間02分。

   朝の4時に起床し山を目指した割には呆気ないこととなった。

   諸事情から遠くの山には向かうことが出来ない今、近辺の低山にお世話に

   なるしかない。

   今回もコロナ対策等、ご協力いただいたkaku先輩には感謝申し上げます。

   

  旭川市の酒造会社{男山」。

  例年開催されている「酒蔵開放」がコロナの影響で昨年に続き中止となった。

  市民で愉しみにしている人は多い。

  応えてくれた。

  同社の商品を詰め合わせた「福袋」が販売された。

          早速オンライン販売に申込、手元に届いた。

          通常価格の倍以上の酒が送られてきた。お得感に感激である。

   今夜は熱燗と行こう。

   湯豆腐が良い。やはり仕合せとはこんな処にあるんだ。

   なにも必死に探し回ることなどない。

   太宰治ではないが「これに依って所謂 浩然の気を養いたい」ものだ。

   とにかく小人は、度し難いものである。