君よ、口先だけの人間になるな。。 | 群の拳術日記

群の拳術日記

拳の道に終わりなし!!

【実践無くんば証明されず】


大山総裁の著書の中で、、


どの本だったか題名は忘れたが、


『君よ、口先だけの人間になるな』


という言葉があった。


今から35年くらい前に拝読した本だったが、今でも覚えている。


そして、大山総裁とも親交のあった太気拳創始者澤井健一先生の著書にも、


『昔強かったとか、昔何人倒したとか、そんな過去の強さや栄光を語るのは、恥と思いなさい。

今、どれくらい動けるのか❓

武術家の実力は、それに尽きる。』


という言葉があり、それも深く心に残っている。


この二つの言葉は、自分にとっては、大きな指針の一つである。


私などは、選手時代大した実績も無いので、過去の栄光を語るも何も無いが、、


それでも人間ともすれば、その中でも自慢したい気持ちも湧いて来るのが人情、、


と言いたいところだが、私の場合は不思議とそんな気も起きず、家族であれ、友人であれ、道場生であれ、聞かれた時以外、自分から過去の話をしたことはほとんど無い。


それよりも、今とこれからの、格闘の実力、武術の実力、、以外に興味が無い。


『過去を語りたがる人は、今の自分の実力に自信が無いからだ』


という言葉もネットで目にしたが、


きっとそうなんだろう。。


武術家、格闘家であるなら、今どれくらい強いのか❓


どれくらい動けるのか❓


対人の強さで証明出来れば一番良いが、たとえそうでなくても、、


型を見せられる、、


演武が出来る、、


など、その枯れた技を見せられるだけでも充分。。


自分自身が、いつまでそれを目指せるのか❓


いつまで技を見せられるのか❓


は、分からない。


分からないが、、


かつての先達や今の師がそうであるように、いつまでも、どこまでも、、


この道を歩んで行きたい。


(了)。