ノーベル賞の時期に思ったこと | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

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普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

コーチング、和気香子

こんにちは。
エグゼクティブ・コーチの和気香子です。

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ノーベル賞の時期なんですね。
今年は有力視されている日本人には村上春樹以外にどんな人が居るんだろう?と気になって調べてみました。

ノーベル賞を受賞した人のなかには、トムソン・ロイター引用栄誉賞をもらっている人が多いとのことで、日本人の過去のトムソン・ロイター引用栄誉賞受賞者があるサイトでは挙がってました。

”選定基準は、過去20年以上にわたる学術論文の被引用件数に基づいて、各分野の上位0.1%にランクインする研究者となっており、主なノーベル賞分野における総被引用数とハイインパクト論文(各分野において最も引用されたトップ200論文)の数を調査し、ノーベル委員会が注目すると考えられるカテゴリ(物理学、化学、医学・生理学、経済学)に振り分け、各分野で注目すべき研究領域の候補者を決定。”だそうです。


何人もの日本人の方が挙がっていたのですが、それらの方の発言も合わせて出ていました。

新海征治さん(化学)
「物事を把握するときに,私は真正面から真正直に把えるようなやり方にはどうしても馴染めません。

斜めから,下から,そして後ろから眺めて,真正面からは見えない“もの”の本質を探り出すのが好きです。

イタリアなどで絵画や彫刻を観賞するときも,正面から観てそこに教科書に載っていた写真と同じ“もの”があるのを確認して満足するようなことはできません。

それこそ,あらゆる角度から観察して製作者の意図を自分なりに理解しようと努めます。」


北川進さん(化学)
「僕の座右の銘に、2400年前の荘子の「無用之用」という言葉があります。

「役に立たないと思えるものも実は役に立つ」という意味です。たとえば、何でもない立方体も、その枠内を「空間」と考えると役立つかもしれないという発想です。

われわれの研究原点も「空間とは単に何もない空隙ではなく機能の宝庫である」という立場に立っています。

…20世紀は化学が飛躍した時代でしたが、注目を集めたのは“フレームワーク”、つまり骨格でした。

しかし、これからは、まさに荘子が言ったように「重要でないと考えられていたことも、実は重要である」つまり、「空間は機能の宝庫である」という視点が必要だと考えます。」


大熊良典さん(医学・生理学)
「「最近の若者は安定志向で保守的であると同時に、太鼓判を押したように、『人に役立つ研究がしたい』と言います。そのため、酵母やマウスよりもヒトを研究すべきだというのです。

 しかしながら、生命の本質に迫る基本的で重要な問題は、酵母でも解くことができます。逆に、オートファジーのように、顕微鏡で観察できる酵母だからこそ解明できた研究もあります。

 そもそも、原子力然り、人に役立つものという定義すら、実は怪しいものではないでしょうか。
 
このような中、私が皆さんにお伝えしたいのは、科学の道を志すのであれば、人がまだやっていないこと、そして、自分が心底面白いと思えることをやって欲しいということです。
 研究には苦しさが伴います。しかしながら、その研究テーマが自分にとって魅力的で面白いものでさえあれば、たとえ一時期不遇であっても、苦しさは必ず乗り越えることができます。

 1度きりの人生です。
 傍から見れば、些細なことでも構いません。是非とも、苦しさの先に待っている成功の喜びというものを味わって欲しいですね」

私の心に響いたものを引用しました。
科学の分野で研究している方は、それこそ一般常識で言ったら”不可能に見える”ことを扱ってたりするんだろうな、と勝手に推測してます。

そんな中で、何年も、それこそ一生をかけて、その”不可能に見える”ことに向かってきた方の言葉は重みがあるし、また真実味も感じられます。
だから心に響くのだろうと思いました。


引用元



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