短い言葉のパワー | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

エグゼクティブ・コーチ 和気香子

普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

コーチング、和気香子

こんにちは。
コーチの和気香子です。



仲の良いコーチと定期的に練習をしてます。
毎回、お互いがやりたいと思ったことについて、短い相互セッションをしてみて感想を言い合うというものです。

テーマは基本的なものが多いです。
今日は、「具体的には?」「他には?」を使って相手の言うことを聞くという練習でした。

私がトレーニングを受けたスクールの一番最初に習うものの一つです。
相手の話を「具体的には?」で詳細を聞き、「他には?」で話を広げ、新たな気づきを生んだりするのです。

例としては、
「私、人間関係がうまくいかないんです」
「具体的には?」
「ある同僚に嫌われている感じがして。。。」
「具体的には?」
「他の人とは雑談するんですけど、私とは仕事の話しかしてくれないんです」
「嫌われていると感じる時は他にありますか?」
「あ、そう言えば、ランチとかも誘ってくれません」
「他には?」
「帰る電車が同じなのに、一緒に帰ろうとか言ってくれません」
「今まで話してきて気づいたことありますか?」
「やっぱり嫌われているのかしら。。。」
「他に気づいたことは?」
「う~ん。。。なんか私、『くれない』ばかり言っている気がしました」
といった具合です。

そんな練習をしたわけですが、新たな気づきがありました。
短い言葉ですが、大変パワフルだということ。
そして、短い言葉だからいいんだなあ、ということ。

コーチの大切な役割として「勇気づけ」があります。
私の解釈としては、「あなたには生まれてきた役割があって、今それを果たしていて、存在するだけで素晴らしいんだ」といったようなことを感じてもらうことです。

その気持ちを「いいね!」とか「スゴイね」といった言葉で示すわけです。
他の言葉を使うこともあります。
けど、やっぱり単純な短い言葉がいいような気がしてます。

「あなたは●●で、△△だから、××で素晴らしいんだよ」
というように言葉を連ねると、どうしても解釈が入ってしまい、その解釈はコーチの勝手な思い込みなので、相手にピンとこないことがあります。
的を射てない場合には、勇気づけどころか気分を害してしまうことがあります。

解釈の入らない、クリーンな言葉を使いたいもんだな、と思います。


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