さなぎ ~学校に行きたくない~ | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

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普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

コーチング、和気香子

こんにちは。
コーチの和気香子です。

$メンタルコーチ 和気香子

「さなぎ ~学校に行きたくない~」
という映画を観ました。

不登校になった小学生の女の子が成長していく様子を丁寧に撮ったドキュメンタリーです。
3年生から卒業まで、そして、大人になった姿もちょつと。

主人公の愛ちゃんは1年生の時に学校に行くと頭がとっても痛くなるようになり、不登校になりました。
兄弟のなかでも一番明るい愛ちゃんがそうなったことにお母さんは随分悩んだそうです。

悩んだけれど、この子が笑顔でいられるようにしようと決めて (そこに至るまでのことは描かれてませんが、きっと簡単ではなかったことだと想像してます)、色んな人を家に呼んだり、友達との泊まりっこを企画したりしました。

映画のあらすじを書きたい訳じゃないので、あとは簡単に。
家族や友達と楽しい時間を過ごしているうちに、学校に行くようにもなり、6年生では児童会長までやりました。

その後はいわゆる順調に学校生活を送り、大人になった愛ちゃんが振り返って言うのです。
「学校に行かなかった時期があったことがコンプレックスだった」というようなことを。

私の妹は登校拒否という言葉で言い表していた頃に不登校になったパイオニアです。
いまは時代も移り、不登校者数も増え、フリースクールもできたりして、世の中の見方も変わったのだろうと思ってました。

でも、「学校に行って当然」って今でも固く信じられてるんですね。
だから、親も、そして何よりも本人が苦しんでます。
本人が一番「学校に行かなくちゃ」って思ってるから。

でもね、本当にそうなんでしょうか?
本当に行かなくちゃならないんでしょうか?

学校が提供できるのと似たようなものを他で得られるならば、行かなくてもいいんじゃないか、と。
そういう選択肢があるんだって皆が思えれば楽なんじゃないかって思うのです。

言いたいのは、全ての考えは先入観であり思い込みであり、自分に都合が悪いものは取り入れなくていいってことです。

いまはすっかり大人になって昔のことは自然に受け入れている妹も、「学校に行かなくちゃならないけど、自分は行けないからまともな人間でない」とあの頃思わないで済んだらどんなに楽しい思春期を過ごせたのだろう、と思うのです。


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