楽しいビジネスプラン | エグゼクティブ・コーチ 和気香子

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普段の思考パターンではどうしても出てこないことが、ふとした瞬間に閃くことがあります。
そんな状態を意図的に作り出して、色んな気づきを得てもらうことで将来の夢・ビジョンを明確にしたり、課題解決のためのヒントを見つけるお手伝いをするのが私のコーチングです。

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こんにちは。
ラクにいきいきとした毎日を送るためのサポートをする月香です。

寄り添うコーチ&カウンセラー 月香

今日は、ちょっと固い話かもしれません。

ビジネスプランという言葉はかなり普及してきて、個人で事業をする方も「ビジネスプランを作成しきゃ」と仰ったりするようになってきました。
ビジネスプランとは、今後どのような事業展開をし、どのように売上&利益をあげるかといったようなことが書かれているものです。

私はベンチャー・キャピタルで、ベンチャー企業に投資をする仕事をしていたこともあり(厳密にいうと、セカンダリー投資と言う、ニッチな分野の投資です)、投資判断をするために、投資先候補のビジネスプランを沢山見ました。
また、事業会社で勤務していた時は部門のビジネスプランを書いたりもしていました。

今から思い返すと、見ていて”楽しいビジネスプラン”がありました。
今年度の売上が1千万円程度しかないのに、来年度は2億、再来年度は20億の計画をしているようなものです。

投資をする立場としては「え、どうなの? 実現可能性は?」なんて思ったりするのですが、そのような壮大な計画を立てる裏側には、経営者が信じている夢があるんですね。
実際に経営者に会って話を聞くと、熱い思いを語ってくれます。

で、自分が書いたビジネスプランはどうだったか? と言えば。。。
つまらないんです。
大抵、上から降りてきた目標値(前年比20%アップ等)があって、それに向けて、積み上げていくわけです。

ビジネスプランを作成することが目標になってしまっている感じでした。
「さあ、これからやるぞ!」と思えなかったんですね。
やらされている感がありました。
なーんて書くと、昔の上司に怒られそうですが。

何故、こんなことを書いたかと言うと。
●目標値があって、それを達成するためにどのようなことをすべきか
●やりたいことがあって、そのためにどんなことがやりたいか・出来るか

上記の2つで全くモチベーションの大きさと持続力が違うんです。
もちろん、後者の方がいいんです。

前者のアプローチ例です。
市場及び競合調査をする

市場が大きく、競争があまり激しくなく、自社(自分)の強み(差別化ポイント)が売りになるところにターゲットを定める

市場のどれ位のシェアを取るか考え、それに応じた売上目標を考える

市場や競合の状況によって、やるべきことが変わってくるわけです。
となると、自分のやりたいことからズレていき、”やらされている”感が出てくるのです。

あるビジネス・スクールで起業に関する講座を教えている人を話をしたのですが、彼は卒業課題として、「自分が本当に何をやりたいこと」についてビジネスプランを作成するようにと言うそうです。
そうすると、「先生、やりたいことが分からないんです」と相談しにくる生徒が沢山いるそうです。
起業講座を受けている人たちでさえ!

”やりたいこと”を見つけるのには、少し時間がかかりますが、長い目で見ると、自分らしいやりたいことをきっちり見つける方が、近道だと思います。


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