こんばんは。

 

東京都議会議員(品川区選出)の

森沢きょうこです。

 

昨日は、経済・港湾委員会の

港湾局分の質疑について

記しましたが、

 

東京ベイエリアビジョン、海上公園...etc@港湾局

 

今日は、中央卸売市場について

http://www.shijou.metro.tokyo.jp/

記します。

 

 

豊洲市場について

 

もともと計画時の取扱量の想定は水産2300t/日で、青果1300tに対し、4月1日現在で1406t/日、948tと、水産6割、青果7割の取扱量。開放型の築地市場に比べ、閉鎖型で24時間、低温で商品を管理するなど様々な面で機能向上をしたため、できることも広がっている。

 

Q1)では、1年経って、実際どうなのか。この一年で、豊洲市場に移転したからこそ新たに始まった取り組み、拡大できた取り組みについて。

 

答弁概要)

〇 豊洲市場は、高度な品質・衛生管理が可能な閉鎖型施設として整備されており、また、加工・パッケージなど新たなニーズに対応できる設備を備えている

〇 こうした施設の特性を生かして、市場業者は、HACCP認証の取得や海外への輸出拡大に取り組むほか、加工需要に対応することで新たな販路を開拓

 

(意見)

そういった施設特性を活かした新たな取組の数や規模について、定量的なとらえ方をしていくことが、今後、経営計画を立てていく中で、重要な視点であるのではないか、と指摘。

 

「にぎわい創出事業」について

 

にぎわい創出事業については、豊洲市場および周辺エリアのにぎわいづくりと豊洲ブランドの確立、観光事業など都事業を効果的に展開する、という目的があるということですが、

平成31年1月からはじまった5街区でのにぎわい創出、4月から始まった6街区でのにぎわい創出においては、

 

Q2)今後の豊洲市場の「千客万来施設」につながる成果について何が得られたのか。(※先に他会派から同様の質問が出たので割愛)

 

答弁概要)

〇 賑わい創出事業は、千客万来施設が開業するまでの間、継続的に豊洲地区の賑わいを生み出していくことを目的に行っており、本年1月から実施した「豊洲市場おいしい土曜マルシェ」では、豊洲市場の食材を活用した市場ならではの限定メニューの提供、「鮮魚」や新鮮な「野菜」、「果物」を販売

〇 これまで約15万人の方が来場され、また多くの方から「満足」との評価もいただいており、豊洲市場ならではの賑わいの創出につながった

 

第10次東京都卸売市場整備計画によると、市場の公共的役割の多面的な役割にも、「日本の食文化の発信・インバウンドへの対応」がある。豊洲市場における外国人観光客はまだ1割程度であるということだが、「築地」が担ってきたブランド力を「豊洲」においても維持発展させていくことを考えると積極的な海外への発信が大事であると考えます。

 

Q3)豊洲市場を訪れた外国人観光客に、その魅力を発信してもらうことは有効であると考える。豊洲市場において、外国人観光客を受け入れるための取組ついて。

 

答弁概要)

〇 豊洲市場では、市場内を自由に見学できる見学者通路を設け、多くの来場者の方に、豊洲市場が持つ様々な機能や魅力に触れていただいている

〇 外国人の方には、英語、中国語、韓国語のタッチパネル式のデジタルサイネージやパンフレットにより、場内の案内を提供。また、見学者通路のパネルにQRコードを記載し、スマートフォンなどをかざすと、施設案内や展示物の内容などの情報を15言語で見られるようにするなど、多言語対応を進めている。

 

一方で、

 

Q4)今後、国内マーケットが縮小傾向にある中で、取扱量を増やすことを考えると、海外への販路拡大がひとつの大きな手段であり、積極的な海外輸出を促進していくことが重要だと考えるが、見解を。

 

答弁概要)

〇 豊洲市場は、高度な品質・衛生管理が可能な閉鎖型施設として整備されており、市場業者は、こうした施設の特性を生かして、海外への輸出拡大などに取り組んでいる

〇 今年度から新たに開始した「中央卸売市場活性化支援事業」では、市場業者の海外取引等の販路拡大に係る取組を支援しており、例えば豊洲市場では、水産仲卸組合による輸出セミナー、卸売業者や仲卸業者の国内外への展示会への出展を支援

 

(意見)

海外への輸出拡大について、取扱量の変化などについて、定量的なとらえ方をしていくことが、今後、経営計画を立てていく中で、必要となっていくと考えます。加えて、そういった取組をフォローしていく中で、また海外販路拡大について、新たな課題も見えてくると思いますので、そういった課題をとらえた支援を行っていただくよう要望。

 

 

各市場について

 

Q5)市場業者の意欲的で新規性のある取組についての補助事業「中央卸売市場活性化支援事業」の実績と、さらに多くの事業者に取組を促す支援をどう行っているのか。(※先に他会派から同様の質問が出たので割愛)

 

答弁概要)

〇 市場業者の意欲的で新規性のある取組等を支援する中央卸売市場活性化支援事業では、国内外の販路拡大やICTを活用した業務改革などを対象事業として、これまで23事業に対して、約176百万円の補助金を交付決定

〇 本支援事業を多くの市場業者に利用していただけるよう、申請に向けて各市場で相談を受けるとともに、必要に応じて、仲卸業者に対しては、中小企業診断士等による当局独自の経営相談を実施

 また、交付決定を行った事業内容は、その都度、各市場の事業者に紹介し、他の市場にも取組が波及するよう努めている

〇 今後とも、本支援事業の積極的な利用により、中央卸売市場全体の活性化を図る

 

(意見)

今市場がおかれている状況の変化を鑑みれば、この支援した事業がどのような成果をあげているのか。つまり、それぞれの事業者の経営状況が改善され、その努力の結晶として、市場全体の「活性化」につながっているのか、という視点で、取り組んでいただけますようお願いいたします。

 

 

これからの市場について

 

第10次東京都卸売市場整備計画では、「各市場における戦略的な機能強化」が求められているということですが、現時点では、経営戦略がたてられているのは、太田市場と淀橋市場の2か所のみと聞いている。

 

Q6)今後、各市場において、どのようなプロセスで「戦略的な機能強化」を考え、経営戦略をたてていくのか。

 

答弁概要)

〇 第10次東京都卸売市場整備計画では、各市場の立地や規模などの特性を踏まえた、特色ある市場づくりを進めていくため、経営戦略を策定

〇 経営戦略の策定に当たっては、都と業界代表者により構成される会議体を設置し、市場の取り巻く環境を分析したうえで、強みや弱みなどを整理し、戦略的な取組内容について検討

〇 今後とも、整備計画に基づいた各市場の経営戦略の策定に向けて、市場業界と連携

 

(意見)

都と業界代表者による会議体での議論が行われているということでした。築地市場移転問題で学ぶべきは、議論と意思決定の透明性の確保であると考えています。こうした議論においてもできる限り議論の過程を残すような取組を行っておくべきだと指摘しておきます。

 

卸売市場のあり方については、コスト縮減や収益向上に向けた経営の合理化、民間経営手法の導入など、今後、さまざまな観点から経営の検討を進めていくということですが、

 

Q7)卸売り市場のあり方については、現在、市場の活性化を考える会において、検討されていますが、この検討の過程においては、情報や意思決定プロセスの可視化が重要だと考えますが、見解を。

 

※市場の活性化を考える会 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/gyosei/kaigi/kangaerukai/

 

答弁概要)

〇 市場の活性化を考える会では、食品流通や企業経営、財務・会計の専門家の方々から、既成概念にとらわれることなく、忌憚ないご意見をいただいて、これからの卸売市場について議論

〇 こうした会議の特性を踏まえて、当会議については、設置要綱において、原則として非公開で行うとしているが、会議終了後に、資料や議事概要をホームページで公開しており、今後とも、適切な情報提供に努める

 

(意見)

議論の活性化を促し、言葉尻をとらえて誤解をうまないためにも非公開で行うことは理解できる一方、その議事内容や資料については、遅滞なく公開していくことが公平公正かつ透明性の高い意思決定につながると考える。

引き続き、「見える化」さらには「見せる化」を進め、市場関係者、さらには都民が納得できる市場のあり方を見出していただけますよう、要望し質問を終わります。

 

 

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東京都議会議員(品川区選出) 森沢きょうこ

 

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