モード誌編集者歴35年の平工京子です。

 

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英国紅茶に関する著作で知られる
英文学者で早稲田大学名誉教授の
出口保夫氏。
 
 
 
 
去る8月2日は、
その出口先生の命日でした。
 
 
2019年に89歳で天に召されました。
 
 
大往生ですね…。
 
 
私が英国紅茶に目覚めたのは
出口先生の1986年の著作
『午後は女王陛下の紅茶を』
との出会いがきっかけでした。
 
 
当時『流行通信』という雑誌の
ファッション担当編集者だった私。
 
 
編集部に送られてきていた
本を手に取った私は、一瞬で
その世界に魅せられました。
 
 
英国紅茶の背景には、
伝統的なイギリスの文化があります。
 
 
美しいガーデン、
そこに咲く花々を描いた
カップ&ソーサー、
植民地から伝わってきた紅茶の葉、
質素だけけれど、完璧に紅茶に合う、
ビスケット、スコーン、サンドイッチ。
 
 
この本には、
そうした英国紅茶のことが
ひとつひとつていねいに、
素朴だけれど温かみのある
イラストつきで紹介されています。
 
 
 
 
 
編集者の仕事は
刺激的で楽しい反面、
ストレスやプレッシャーが
強いものです。
 
 
英国スタイルで楽しむ紅茶は
ひとことで言って、
私にとっての癒しでした。
 
 
仕事上の特権を利用して
ファッション雑誌なのに
英国紅茶の連載ページを作り、
連載初回には出口先生に
インタビューさせていただきました。
 
 
英国紅茶のスピリットで
テーブルセッティングをすると、
小さなスペースに
優雅で美しい世界が出現します。
 
 
思い出深い連載初回のページ。
まだレタッチの技術がなくて、
サンドイッチが干からびているのは
見逃してください🙏
 
 
ポットには、
たっぷりの熱い紅茶。
もちろんミルクティーで。
 
 
このクラシックな英国的世界観は
今でも私の癒しのイメージの
原点として、あります。
 
 
出口先生は、著書の中で
このように書かれています。
 
 
 「アフタヌーン・ティは
何も客人をもてなす場合とは
限らない。
毎日の午後のティ・ブレイクは、
アフタヌーン・ティである。
 
(中略)
 
華やかでいて、
その実はきわめて質素であり、
たいした贅沢でないにもかかわらず、
たいへん贅沢な雰囲気に
満ちているのが
午後のお茶なのである。」
 
 
 時は、バブル真っただ中の
1980年代。
億ションや高級車が
飛ぶように売れていた時代に、
 
 
 「午後の紅茶」は
どの家庭にも手の届く贅沢
 
 
と、いうところも
私の心に響きました。
 
 
 
 
30年以上の時を経た
現在の金銭感覚では、
由緒正しいカップや
ティーポットは
決してお手ごろなものでは
ありません。
 
 
それでも、
美しい世界を愛でながら楽しむ
ひとときのティータイムは、
ほっとするこころの安らぎと、
お値段以上の贅沢さを
感じさせてくれるように思います。
 
 
この素晴らしい英国紅茶の世界を
教えてくださった出口先生には
感謝してもしきれません。
 
 
つつしんでご冥福をお祈りいたします。

 

 

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