今回は先月なでしこラジオでお話しした内容を
ブログでご紹介します。
最近注目の『機能性野菜』について。
機能性野菜とは後半は⬇︎から
皆さんいつも食べている野菜
「トマトやナス」等は品質改良によって
食べられるようになったのを知っていますか?
皆さんが安全に美味しく食べられるように
なるまでには、
様々な研究や開発がされ、
今では当たり前に食べているものも、
品質改良によって
食卓に並んでいるものが多いのです。
現在も様々な研究がされ、
野菜や果物はさらに進化しています。
そこで今回は 最近注目の
「機能性野菜」
についてご紹介したいと思います。
まず機能性野菜とは
★機能性野菜 とは
簡単に言うと 3 種類に分けられます
★ ①元々含まれていない成分を生産行程で与えたもの
★②もともと含まれる有用成分を生産方法で増やしたもの
★ ③ 品種改良によるもの
例えば例に挙げると、
★①の
もともと含まれていない成分を生産行程で与えたもの は、
本来野菜には含まれない ビタミンB12 を
生産過程で与えて作られる
◎「マルチビタミン B12 かいわれ 」があります。
広島大学 と スプラウト メーカーである
村上農園さんの共同研究によって開発され、
こちらは 2004 年に商品化。
★②の
もともと含まれる有用成分を生産方法で増やしたもの は
もうかなり一般的に定着してきた
◎ブロッコリースプラウト が代表的。
ブロッコリースプラウトは、
ブロッコリー に微量に含まれる、
第 7 の栄養素に位置付けられている
フィトケミカルの「 スルフォラファン 」
という成分を、
生産方法の工夫によって、
ブロッコリーの 7 ~20 倍という
高濃度に含有させた機能性野菜。
フィトケミカルというと
『ポリフェノール』なども分類されます。
また「スルフォラファン」と言う成分は、
肝機能障害抑制、胃腸障害予防、抗酸化作用、
がん予防に効果が高いと言われています。
また東京理科大学の研究では
マウスの実験でブロッコリースプラウトが
スギ花粉によるアレルギー症状を抑える効果が確認された
と報告されています。
と報告されています。
そして、
★③の
品質改良によるもの
こちらは結構多いですよ。
スーパーで見かけたり聞いたことがある
商品もあるかと思います。
★トマト
◎カゴメ
高リコペン トマト 「こくみ」
◎タキイ種苗
高リコペンミニトマト「アイコ」
高シス・リコピン トマト「桃太郎ゴールド」(黄色トマト)
などこちらはリコピンを高濃度に含有させたもの。
★リコピンは主に、ビタミン E の 100 倍の抗酸化力があり、
また血糖値を下げたり、美肌・ダイエットに良いと
言われています。
また血糖値を下げたり、美肌・ダイエットに良いと
言われています。
★ニンジン
◎サカタのタネ
高 β- カロテン ニンジン 「ベータリッチ」
◎タキイ種苗「京くれない」
◎タキイ種苗「京くれない」
こちらは大玉トマトの 2 倍のリコピンと
カロテンが含まれています。
★βカロテンは主に呼吸器や肌の粘膜を健康に維持すると言われ、あと視力にも良いと言われていますね。また風邪や細菌によるウイルスによる感染症を防ぐとも言われています
★タマネギ
◎タキイ種苗 高 ケルセチン タマネギ 「 Dr. ケルシー」
◎三井物産「さらさらゴールド」
こちらは従来の玉ねぎの 2 倍~ 5 倍のケルセチンが含まれています。
★ケルセチンと言う栄養成分は抗酸化作用を持ったポリフェノールの一種なんですね。
血液をサラサラにしたり、ガンや糖尿病、高血圧、
生活習慣病の予防や改善が期待されます。
★ピーマン
◎日本ベジフルーツ 「アナスタシア」
ビタミンC 、 β- カロテン、ポリフェノール ( アントシアニン )が多いものが、各 1 種あります。
ビタミンC 、 β- カロテン、ポリフェノール ( アントシアニン )が多いものが、各 1 種あります。
◎タキイ種苗さんの「子どもピーマン(ピー太郎)」
こちらは苦みをなくし、ビタミン C を
(普通のピーマンに比べて)約 1.5 倍に増やし、
カロテンは 2 倍多く含まれています。
カロテンは 2 倍多く含まれています。
今、まさにサラダブーム
健康のために、野菜をたくさん食べたいですね。
以下のページをを参照 ↓
また最近では含有成分をあえて減らした
機能性野菜
低カリウムレタスも開発されました。
その続きは後半へ…