ペンネーム:京田辺のアラ古稀一休
秋の七草の一つであるが準絶滅危惧種でもある藤袴(フジバカマ)が、公開されている報道を聞き、寺町通りの丸太町から二条までで開催されている藤袴まつりに行ってきました
藤袴はキク科の野草で源氏物語にも登場し、淡い赤紫色をしていますが、ここの藤袴は色が薄くて、1998年に大原野で発見された自生種を保全しているものだそうです
丸太町通りを下がるとすぐに下御霊神社があり、入口から本殿まで藤袴が咲き誇っていました
近くの歩道には、坂本龍馬に深く影響を与えたといわれている横井小楠殉節地の石碑がありました小楠はこの場所で暗殺されたようです
周囲に藤袴が添えられていました
さらに南へ下がり、竹屋町通り交差点東側に西国19番札所である革堂(こうどう)行願寺がありました境内には赤い毛氈が敷かれ、両側に藤袴の鉢が沢山並べられていました
茶会もあるということで、和服姿の女性が準備に来られていました花には着物が合うのか、急にあたりが華やいだ雰囲気になりました
本堂前に藤袴の鉢が寄せられ、アサギマダラという蝶の形をした短冊が沢山吊るされていました裏面には願い事を書かれているようでした
革堂行願寺は都七福神の寿老人を祀る寺でもあります境内には七福神の石像がありました
また、猫が境内を自由に動き回って終始参拝者をおもてなしをしていました
境内の藤袴に「ツマグロヒョウモン」が時々飛来してきていました次々と花を巡っていました
一方藤袴の香りを好む「アサギマダラ」はなかなか現れませんでしたが、4~50分経過後にあきらめて帰ろうと思った瞬間に飛来してきました我慢して待った甲斐がありました
アサギマダラは海を渡る蝶といわれていると藤袴まつりのポスターに書いてありました
祭を主催する源氏藤袴会のシンボルのようです
ポスターは会場周辺の至る所に貼ってあり、祭を盛り上げていました
寺町通りには、歩道にも藤袴が所々に置かれていました
また、歩道には囲碁「本因坊」発祥の地にちなんだモニュメントもありました
寺町通りや、沿線の下御霊神社、革堂(行願寺)を取り込んだ藤袴まつりは、あたり一面に藤袴を配置して、周辺は甘い香りが漂っていましたこのため、非常に心地よい気分に浸ったまま帰路につくことが出来ました