アマチュア棋士の引退を考える | 虚海の千年の学び

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私こと虚海の将棋の勉強を中心に、お仕事のこと、競馬やゲームなどの趣味のこと、ファイターズのことなどを書いていきたいと思います。

おはようございます。虚海と申します。今日は土曜日。珍しく仕事一切無しに2日間お休みできます。

 

今日は温泉に行って来ますが、モンハンワイルズを進めたいと思っています。今回も当然ランスですね(笑)。ただ、今回は武器種を2つ同時に持っていけるとのことですので、ランスと大剣にしようかなと思います。私は下手なりにモンハン歴が長いので、複雑な武器以外は大体使えるのですが、やっぱり、ランス・大剣・双剣は特別ですからね。

 

さて、将棋の話。昨日、ツイッターのフォロワーさんが指す将引退を宣言しておられました。12年以上指す将を続けてこられたのですが、上達に限界を感じて引退されるとのことでした。

 

気持ちわかるなあ。私もよくツイッターで引退宣言していましたし(笑)。まあすぐに復帰するんですけどね。

 

この手の話をするときに、「いやアマチュアの趣味なんだし、引退なんて大げさでしょ」という発言もよく見られます。ですが、将棋って妙に専門性が強いというか、適当にやってて強くなる競技ではないです。だから、強くなろうと努力することを放棄する=引退という表現があながち間違えてもいないかなという気もするんですよね。

 

そもそもの話として、将棋を趣味としている人の中には2種類かのパターンがあると思っていて、すなわち

 

1.対局を勝つことが目的

2.対局を楽しむことが目的

 

でしょうか。2の人は引退することはありません。別に負けてもいいんだし、対局で頭を使い合って、楽しくゲームできれば満足です。棋書などでの勉強も楽しければする。将棋は底が深いので飽きることが無い趣味ですから、こういう方は長く将棋を趣味にすることができるでしょうね。

 

ですが、1の方は本当に大変! 楽しいのは勝った瞬間だけですので、勝つために棋書で勉強をし、それこそ血のにじむほど努力して、それでも勝てない時は全然勝てない。それで自分の成長の遅さに絶望して、自分の才能の無さにも苦悩して、つらい思いを延々とし続ける。それで勝てればいいんですけど、あるいは自分の成長を自覚できればいいんですけど、残念ながら将棋ってある程度生まれつきの才能やセンスを問われるゲームだと思うので、ぶっちゃけいくらやっても強くなれない人も割と多くいます。

 

こういう人たちは将棋をやめるほうが楽なんですよね。正直言って。なんで趣味なのにつらい思いを延々とし続けないといけないの?という結論になっても当然ですよ。なにより趣味なのに面白くない。趣味でストレス溜めてどうするの?

 

なので、今回のその方の決断を私は全面的に支持します。

 

もっとも、1の方にはなるべく2に移ることをぜひおすすめしたいんですけどね。別にねえ。それこそプロじゃないんだし、負けてもどうってことないんですよ。人にはいいところがいっぱいあるし、別に対局で負けても人としての価値が否定されるわけじゃない。たかが山のようにある趣味の中の1ボードゲームです。それをきちんと理解して、将棋なんてお遊び以上の価値のあるものじゃないことをわかれば、気楽に楽しむことができるのかなと。

 

1の人って、将棋こそ自分の人生のすべて、みたいに思い詰める人が多くて。ちょっと引きます(笑)。繰り返しですが、それこそ将棋なんてモンハンとかと同じ、単なるゲームです。モンハンだって、楽しい間はやって、ある程度いって飽きたらほかのゲーム始めます。将棋だってその程度の価値しかないんです。

 

だから、対局で勝つことだけに重きを置くのではなく、楽しめばいいし、楽しめないならほかの趣味を探したらいいんじゃないかって思います。楽しくないのにへばりつく価値があるものじゃないです。将棋なんて(笑)。