こんばんは。虚海と申します。今週は本当に疲れました。私の会社はルートセールスと配達がお仕事なのですが、ある部下のお嬢ちゃん(まだ1歳)が熱を出してしまい、保育園に通えなくなってしまいました。それで、その部下のコースを、他のみんなが自分のコースを配達後に分割して回ることになりました。基本的に人員がギリギリなので、1人でも欠けるとこうなってしまいます。
今回痛かったのは、それが月曜日から木曜日まで4日も続いたことで、普段なら多くても1日90件配達すればいいものが130件近く配達しなければならず、すっかり疲れ果ててしまいました。それでも、本日金曜日はお嬢ちゃんの熱もすっかり下がって、その部下も復帰してくれて本当に良かったです♪
で、昨日。そんな疲れがピークの中迎えた、サークル内棋戦「名親戦」の第1局。日時を変えてもらえないかお願いしようかとも思いましたが、お相手もわざわざ予定を合わせてくれていると思い直して諦めました。で、結果から書くと、惜しくも負けてしまいました。それも、ほぼ勝ったも同然だったのに…
敗着は疲労の蓄積
相手が三間飛車でくるのはわかっていたので(そもそも初手87飛車とこられました)、私は右四間飛車で対抗しました。定跡とは全然違う形になりつつもなんとか形を作りつつ、終盤へ。で、この局面。お相手の残り時間は30秒でした。
正直、色々考えました。相手はあと30秒だし、私の時間はまだまだ残っていました。適当に自陣を駒で埋めれば時間切れで勝てると思いました。でも、そんなセコい勝ち方は私の主義じゃないし、相手の角の覗きが玉に直射していなければ、詰まされる筋はないと思いました。相手が桂馬を持っていたのは当然わかっていましたし、角筋さえ玉に当たっていなければよかったんですね。で、目視確認してから指指しで角筋を確認したのですが、当たっていないという結論に達しました。
いや、どう見ても直撃だから(笑)。
で、その後桂馬を打たれて即投了です。
かなり落ち込んだけど…
終局後はすごいショックでした。内容的にも時間的にも実質的には勝ちでしたから。こんなうっかりをするとは… とか考えましたし、次の日の仕事中もずっと頭を離れませんでした。
でも、桂馬の筋を見落としたのではなく、わざわざ目視だけじゃなく指差し確認までして角筋を見間違えるのだから、もう体力的に限界だったんでしょう。その後すぐ寝てしまうくらいでしたし。仕事本当に大変でしたからねえ。
落ち込んでいるうちに、ふっと別の考えが浮かんだんですね。例えば対戦相手が心臓麻痺で急死したとしたら、生き残ったほうが勝ちですよね。今回はもう注意不足でもなんでもなく、筋の見落としでもなく、肉体的な限界だったんだから仕方ない。それこそ心臓麻痺で負けるのと同じようなもので、内容的にも時間的にも勝ちだった。もう避けようがなかったと思いました。
もちろん、対局で残る記録は負けですけど、勝ったと思うことにしました。むしろ、そんな絶望的な疲労状態で、最後の最後まで集中が切れずに勝勢までもっていけたのだから、自分を褒めてあげてもいいと思うことにしました。それでやっと立ち直ることができました(笑)。頑張りましたよ、私。
まあ星勘定は厳しい!
それはそれとして、残る記録は負けですから。今回のB級は5戦あるのですが、勝ち越さないと残留は厳しそう。絶対勝てない五段の方がいるので、そうなると4級・1級・初段の方に3連勝しないといけないんですよね。もうダメかな。本当にもったいなかったな。素直に時間切れ狙っとけばよかったわ(笑)。でも、それは私の美意識が許しませんしねえ。
まあ、別に降級になってもお金取られるわけでも死ぬわけでもないし、とりあえず1局ずつ丁寧に指していきます。今度は対局を土日にしてもらって、ちゃんと体調がいい状態でやれるように交渉してみようと思います(笑)。