こんばんは。虚海と申します。昨日は現状について深く考えましたが、とりあえずこれ以上考えてもあんまり意味がないと判断し、今日からはまた積み重ねです。昨日のブログにも書いたとおりに朝から10秒を2局(1局はあっという間に時間切れ勝ち、1局は相中飛車から崩されてしまう)指すことができましたし、結果として相中飛車の定跡が今ひとつ定着していないことがわかりました。そうした気づきを1つ1つ克服していくことが当然ながら大事なんでしょうね♪
頑張る気持ちは全然ありますし、私の心の炎が消えることはありません。
詰将棋について考える
今日は1日で30問詰将棋を解くことができました。それ以外にも詰めチャレも10問解いています。今回は1冊の本(5手詰将棋2を解いています)に対して、こんな感じで練習しているんです。
1日目:1〜30番目を解く
2日目:11〜40番目を解く
3日目:21〜50番目を解く
みたいな感じで、10ずつずらして解いています。こうすることで、同じ問題を3回短期間に解くことができるので、早くもなるでしょうし暗記することも可能かと思います。
そもそも、詰将棋の目的については色々な見解があります。詰将棋の目的を読みの力の強化と思っている方にとっては、丸暗記は意味がないと思われるでしょうが、私は詰将棋の目的はよく出る詰め筋を身につけることだという意見に賛同しているので、丸暗記で全然オッケーだと思っています。たくさんの詰み筋を暗記していれば、同じような形を見た瞬間詰ませることができますしね。
そのためには、一目で解けるまで同じ本を繰り返す必要があるわけで、「1問6秒✕200問=20分」で1周できるまで反復しようと思っています。一説には1冊12分という話もありますが、1問4秒では解けても答え合わせができませんからねえ。間違えた答えを反復するのは意味がありませんし、答え合わせを含めて20分で解けるようにしたいと思います。
私のフォロワーさんが、1日100問の詰将棋を繰り返していたら終盤の見え方が早くなったとツイートされていましたし、期待したいと思います♪
大まかな内容
相手は2級の方で、私が後手番。居飛車対ゴキゲン中飛車の出だしでしたが、①46歩→47金の形から相手は右玉だと気づくべきでした。その時には気付けず、相手の36歩→37桂を見てやっと気づくお粗末さ。②そこで角交換から本に書いてあったとおり四間飛車に振り直すも、相手は端を攻めるべく地下鉄飛車の構え。桂交換を果たすも相手の端攻めが始まり、③馬を作るために角を打ちましたが相手は桂を打ってしっかりと受けられ大ピンチ。④角+桂と金の大きく損な交換を覚悟していたところで、相手は何を思ったか馬を取らずに端攻めを決行してきて少し持ち直しましたが、大勢は大きく不利のまま最終盤へ。⑤最後のお願いに近い68銀を相手が手抜いてくれたおかげで寄せの手がかりができ、最後は相手の悪手も出てなんとか逆転勝ちを収めることができました。
ぴよ将棋さんによると
①の局面自体は評価値的には全く互角。ただし、私が勉強した対右玉対策は急いで形を整えないといけないので、この段階でもう遅いんです。今後は63金や63銀を見たら、右玉の可能性も十分考えなければいけません。ついでに、石川先生の本で右玉対策をもう一度復習すること。
②の局面で78角はありましたね。素直に45歩から桂交換しましたけど、相手の端攻めを緩和するためにも右辺で馬を作っておくことは大変意味のあったことだと思います。評価値も500くらい後手に振れました。
③の局面は以下のような形だったのですが、普通に69に馬を作れました。うっかりにも程が有りますね。
④の局面で、なぜか先手は67桂で馬を取らずに95歩と端に手をつけました。評価値的に、一気に2000くらい下がって後手有利になりました。ただのうっかりなのでしょうか。
また、以下の局面で、本譜は飛車を引いたのですが、47飛車成と切っても評価値は有利になりましたし、ぴよ将棋さん推奨の45金は46金→同金が詰めろです。持ち駒的にすごく受けにくい形でしたし、これが一番良かったかなと思いますね。
⑤の局面では、68銀を手抜いてくれたおかげで59角を打つことができましたが、結局相手の受け損ないがあってなんとか押し切ることができました。一見起死回生の手に見えたのですが、実は先が長かったみたいですね(笑)
終局図。なんとも冴えない中盤力。それに、この激しく上下する評価値は熱戦を物語ると同時に、悪手連発のひどい将棋だったことが伺えます。2級相手にこの体たらくはいただけません。
まとめ
いい方に考えれば大変熱戦でした。ミスもいっぱいしました(文章には書きませんでしたけど、飛車金両取りの桂馬を打たれたりもした…)が、形はどうあれ無仕掛けから起点を作って(相手が軽視してくれたからとはいえ)詰ませきることができたのは、そんなに悲観することもないのかもしれません。でも、やっぱりこういう評価値グラフはいけませんね。次はもっともっとミスを減らして、藤井曲線を描けるように頑張りたいと思います♪