2016/3/1  23:36

/2013年映画ドラえもん『のび太のひみつ道具博物館』 | 虚実ヒストリー~ものがたりの歴史~(Tea-Cup Blog版) (teacup.com)/

 

「ドラえもん」第21巻「未来の町にただ一人」によると22世紀では人が高所から落下して反重力作用が働き、落下傘の代りになる。タケコプターの電池が切れても人命が守られる仕組みだ。しかしその反重力装置にもフルメタルが使われているとしたら危険極まりない。

ドラえもんもころばし屋も22世紀の技術者が編み出したロボットのはずである。ひみつ道具博物館ではころばし屋やムードもりあげ楽団はひみつ道具として展示品となっているが、ドラえもんのような友だち用ロボットはひみつ道具と見なされていないようだ。

ドラえもんはロボットであるが、ドラえもんがポケットから出す「ひみつ道具」の中にもロボットがあり、ひょうろんロボット、スケジュール時計、テストロボット、けむりのロボットがある。すると未来のロボットが「ひみつ道具」と見なされるか否かの基準は何だろうか

ロボ子とガチャ子はドラえもんがポケットから出したロボットではなく、未来の世界から連れてきたロボットである。もしロボ子とガチャ子が「ひみつ道具」としてフルメタルを使って作られていたら、あの映画の場面でスッポンロボと一緒に消されていた可能性がある。

「ひみつ道具博物館」でフルメタルの使われたひみつ道具が消えた時、スッポンロボットは消えたが、やはりロボットであるはずのドラえもんは消えていなかったし、ガードロボットも消えなかったようだ。

ドラえもんの鈴にはフルメタルがあったが、ドラえもん自身には使われておらず、お陰でフルメタル使用のひみつ道具が消えた時もドラえもんは消えずに済んだ。その反面、ドラえもんはクルトの作った「へっぽこひみつ道具」(フルメタル未使用)と同類になってしまう。

もちろん、のび太やクルトにとっては、その「へっぽこひみつ道具」が、非常時に役に立ち、ガードロボットや人工太陽の暴走を食い止める「頼みの綱」になったわけだ。

「のび太のひみつ道具博物館」では、ハルトマン博士の創ったフルメタル使用の「まともな」ひみつ道具の方が「ちょっとしたミスで消える危険な道具」である。ペプラー博士の「ミス」により、この「事実」が露呈してしまった。誠に皮肉な結果である。

そもそも22世紀の人がどこでもドアやきこりの泉などを「ひみつ道具」と称しているのは意外である。22世紀に人にとって「ひみつ道具」は日用品のはずである。

例えば「糸なし糸電話」「ききがきタイプライター」は「ひみつ道具」であるが、今の携帯電話は「ひみつ道具」であろうか。タケコプターが「ひみつ道具」とされるのは、例えば江戸時代の人が飛行機やヘリコプターを「魔法の道具」と呼ぶようなものだろう。

@kyojitsurekishi
政府の方針 
Reading:温室効果ガス「2050年に80%削減」 NHKニュース
午前4:47 · 2016年3月1日
related tweet

2010 to 2015 government policy
greenhouse gas emissions - GOV.UK
Updated 8 May 2015
LiNK
午前4:50 · 2016年3月1日

〔#ドラえもん
「スケジュール時計」
ドラえもんはロボットだが劇中での役割は生物に近く、人間並みに扱われている。
ドラえもんがポケットから出す(または未来の世界から連れてくる)別のロボットは、いかにもロボットらしく、融通が利かない。
午後5:23 · 2020年5月9日

/[のび太のひみつ道具博物館]予告編 第1弾/
午前4:06 · 2022年4月

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参照
ドラえもん「スケジュールどけい」』

 

/『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』【作品】/