こんばんは。
寒い。寒いです… みなさま、暖かくしてお過ごしでしょうか。
京都市内は、今朝、うっすらと雪が積もっておりました。
日中に日が射して、すぐに溶けてしまいましたが…、たまの雪はいいものです。
さて、京都ゑびす神社、通称「京のえべっさん」ではいま、「十日ゑびす祭」が行われています。
恵比寿さまに参拝してきましたので、ご報告です。
京都ゑびす神社(恵比寿神社)は、兵庫県・西宮神社、大阪府・今宮戎神社と並んで、 日本三大えびすと称されています。
恵比寿神さまといえば、七福神のひとつで、唯一、日本由来の神様です。
ご利益は、商売繁盛、平和祈願、家内安全、旅行安全、航海安全、交通安全、豊漁など。「十日ゑびす」の由来は、恵比寿さまが1月10日生まれであることから、来ているのだそうです。
8日はとくに「招福祭」として、 宝恵かご社参(東映女優さんがかごに乗り込み神社に参拝・デパート等へ福笹を配布)や、 餅つき神事が、
11日、12日には「残り福祭」として、舞妓さんによる福笹と、8日の餅つきによる福餅の授与が、
行われます。
そして、昨日9日は、宵ゑびす祭でした。 日中には、招福まぐろ奉納や、祭典が執り行われたようです。
大和大路通に、露店がずらりと並びます。
途中で、かわいい反物発見♡お多福さんがいらっしゃいました。
さらに、
これぞ、お祭り気分!お酒を片手に、楽しそうですね~♡
そして、いよいよえべっさんに到着です。鳥居をくぐってすぐ、こちらに目を奪われました。大きいものから、小さいものまで、ずらりと並びます。
綺麗で、可愛らしくて、じっと見つめてしまいました。これは、一体…?
境内へ進みます。
すごい賑わいです。
何はともあれ、御本殿へお参りを…
去年までは、上に見える鈴を、鳴らすことができました。「あれ、ガラガラがないね~。」という声が、あちらこちらから聞こえました。
参拝時間短縮のためになくしたのでは、という説が有力のようでした。
鈴がない今回でさえ、この混みようですからね…。。
あっ、舞妓さんもお参りですね!
この京都ゑびす神社は、祇園町の氏神様でもいらっしゃいますので、祭典の内容を見ても、舞妓さんとの結びつきが強いのですね。
本来は、この御本殿正面へのお参りのあと、左奥へ回って、板を叩いてお参りします。
これは恵比寿さまがご長寿でいらっしゃり、お耳が遠いことから、板を鳴らす音で、参拝に来たことを伝えるためだそうです。
この日は、ものすごい人の波で諦めました…
そして、すぐお隣の神楽殿では、神楽の吉兆笹奉納と、その授与が行われていました。 中央にはえべっさんがいらっしゃいますね。
巫女さんが、笹を持ち、舞を舞って清めては(神楽)、神前に奉納していきます。
巫女さんのくるくると美しく舞う様子に、たくさんの方々が見入っておられました。
参拝客は、その奉納された吉兆笹(福笹)を、授与していただくことができます。(三千円)
授与された福笹は、福娘の方々に、飾りつけをしていただきます。飾りは、これまた縁起物の鯛、熊手、福俵など。
こちらも大賑わい。
ところで、恵比寿さまの縁起物、といえばこの福笹ですが、なぜ笹なのでしょうか?
神楽殿の奥で、太鼓と笛で神楽を演奏される方々にもまた、目を奪われました。
神楽の音楽とともに、宵ゑびす祭の夜は更けてゆきました…
そして、今日もしつこく、十日ゑびす大祭にお参りしてきました。
そもそも、京のえべっさんは、鎌倉時代の1202年、栄西氏による建仁寺建立の際に、境内に鎮守社として建てられました。
栄西氏は、留学先の宋から帰国中、大風により船が沈没しそうになりましたが、
高波の底にえびす神が現れ、えびす神を船に祀ると嵐はおさまったことから、そうしたそうです。
建仁寺の門前。 みなさま、お気づきですか…!?
こ、これは一体…!! 何かに、何かに似ておりますが!!
さあ、今日もすごい賑わいです。
やってきました。二日連続で…
この、赤い傘のようなもの↑が、ゆうべから、夜な夜な気になって気になって…今日は、お店の方にお聞きしました。
これは、「人気大よせ」といい、人がたくさん集まるように、との縁起物だそうです。
よく見ると、ひとつひとつに、「人気大よせ」と書いた紙と、可愛い紙人形が揺れています。
私も、一番小さいものを購入しました。可愛らしい笹に、つけてくださいました!
これで、私も今年は人気者に…( ´艸`) ←
十日ゑびす祭、日本の伝統文化を楽しみました。