文部科学省は28日、2022年度の教員勤務実態調査結果(速報値)を公表し、過労死ラインとされる月80時間超の残業に相当する学校内勤務時間「週60時間以上」の教諭は、中学校で前回16年度調査より21・1ポイント減の36・6%だった。小学校は19・2ポイント減の14・2%。ただ、残業時間上限の月45時間を超えることになる「週50時間以上」の教諭は中学校で77・1%、小学校は64・5%を占め、長時間労働解消が依然として課題となった。
 通常時(10~11月)の1週間の平均勤務時間は小中の全職種で減少し、前回60時間を超えていた小中の副校長・教頭は58時間台となり、中学校教諭は6時間近く減って57時間24分だった。平日1日当たりは中学校教諭が11時間1分(31分減)などとなった。
 教諭の平日1日の業務別時間は、新型コロナウイルスの影響が出た。児童生徒の健康チェックなどが加わった「朝の業務」は小学校で6分増、中学校で7分増となる一方、精選が進んだ「学校行事」は小学校11分減、中学校12分減だった。

 特産のサツマイモを使った食品やイモの食文化を紹介するイベント「第1回コエド芋パーク」が川越市街地で開かれた。会場の 蓮馨寺れんけいじ には11、12日の2日間で約1万1000人が集まり、実行委員会は来年の開催も予定している。

 地元のイモ製品卸売会社「川越開運堂」とJTB川越支店が「イモのまち」をもっとPRして観光誘客につなげようと実行委員会をつくって企画した。くらづくり本舗や菓匠右門などの地元の菓子店に加え、群馬県や栃木県の業者も含めて計22店舗がイモのパフェやグラタン、焼きいもなどの販売ブースを並べた。

 地元から12日に訪れた高校生の加村 乃愛のあ さん(18)は「インスタ映えするグルメが集まっていて楽しい。イモで満たされた」と満足そうだった。

8月の大雨で甚大な被害を受け、今も復旧が見通せていない津軽線(つがるせん)の蟹田(かにた)駅と三厩(みんまや)駅の間について、JRと関係する自治体が存続か廃止かについて、年明け以降、協議に入ります。

これは、19日にJR東日本盛岡支社が青森市で開いた記者会見で明らかしました。

※JR東日本盛岡支社 久保公人支社長
「単に復旧するとかしないとかそういっただけの話ではなくて、地元の方々と将来にわたって持続可能な交通体系の在り方を話させていただきたい」

JRによりますと、8月の大雨で被災した津軽線の蟹田~三厩間は、調査の結果、復旧には着工から4か月かかり、費用は少なくとも6億円に上る見通しです。この区間はJRの赤字路線の一つで、大雨前の利用者は、1日あたり往復、約100人と、鉄道の特性である大量輸送のメリットを生かすのは難しく、厳しい状況が続いているとしています。JRは、沿線の外ヶ浜町と今別町、それに県に対して、協議を申し入れていて、早ければ年明け1月にも開始したい考えです。三村申吾知事は、「鉄路の維持が必要との立場で協議に参加する」とコメントしています。

再来年4月に、県内で初めて鳥取市に開校する「夜間中学」について、県が校名を募集しています。

「夜間中学」は、不登校などさまざまな理由で義務教育を受けられなかった人や、外国人などに学びの場を提供しようと全国で設置が進められていて、県内では再来年4月に初めて鳥取市に開校される予定です。
開校を前に県教育委員会では、学校の校名を募集しています。
県教育委員会では、校名は世代や国籍などの違いを超えて学びあうといった学校のコンセプトに合っていること「夜間」という単語を含まないなどといった条件を満たす必要があるとしています。
応募は県内外を問わず誰でもすることができ、10月20日まで電子メールのほか、郵送やファックス・ホームページの専用フォームで受け付けています。
県教育委員会では、集まった候補の中から選考した上で、来年2月に開かれる県議会に提案することにしています。
県教育委員会県立夜間中学設置準備室は「ホームページにも掲載している学校のコンセプトをよく読み、イメージあった、親しみがわく校名案を考えてほしい。ぜひたくさん応募してください」と話しています。

 2017年10月、越谷市立西方小学校で家庭科の調理実習中に女児(当時5年生)がやけどを負った事故で、越谷市は30日、損害賠償金約1千万円を支払い、和解が成立したと発表した。

 市学校教育部によると、女児は白玉団子の調理中、ガスコンロの火がエプロンに引火。指導していた担任教諭が火を消し止め、女児は腕や胸などにやけどを負い入院した。事故当時に子ども医療費などで約1500万円を支払い、和解交渉を進める中で今回、損害賠償金約1千万円を支払った。