今度は、ラヴェルの弦楽四重奏曲です。
日本の、クラシック・サックスは、フランスを範としているので、ある意味、取り上げるのは必然でしょう。 しかし、究極の対位法ともいえるこの作品を、サクソフォンで表現するのは至難の業。 音域も、20世紀の弦楽作品なので、管楽器にとっては、限界近い高音も、頻繁に出ます。
これに挑戦した音源は、これだけではないんですが、メンバー自身のアレンジと、全員ソリストということが、実現のカギだったのでしょう。 リード楽器とは思えないソフトなアタック、限界近い緻密な音の動き、線的な動きで作る響きも、しっかり作るところは、驚嘆に値します。 事実、youtubeに、音源をアップしたときから、賞賛の嵐でした。 この作品の、数ある名演(弦楽四重奏団)に匹敵するレベルです。
日本のクラシック・サックスってすごいんやなぁ~~~(’ ’