ミヨーの弦楽四重奏曲は、かなり地味なイメージですが、初期から1951年まで書いており、その後も、弦楽五重奏曲、六重奏曲、七重奏曲と書いていて、弦楽器のみの室内楽は、生涯にわたって書いています。 その多くは、南仏に生まれたイメージ通りの、明るくおだやかなものです。 ただ、復調、多調を使っているので、とっつきにくく思われているだけです。
この第1番は、まだ、多調を取り入れていない時期の作品なので、比較的、多くの演奏家が取り上げています。 フランスらしい、明るい響きが特徴で、時に、ドビュッシーそっくりなところがあったりと、ミヨーの原点も垣間見えます。
聴きやすいです^^b