※「スパイ大作戦」は1973年放送終了。 つまり放送終了50年でした。
元々は、ウイリアム・バードが、ヴァージナル(イギリスのチェンバロ)用に書いた曲を、16人のブラスと2人のパーカッション用にアレンジしたものです。 原曲の音源が少なすぎるので、こちらにしました。
とある戦いの一部始終を15曲の組曲にしたもので、戦士者の追悼や、勝利の喜びのシーンまであります。 鍵盤楽器用ですから、当然中低音にも、早い動きが出てきますが、当時の、ロンドンのトップ奏者たちは、いとも鮮やかに奏してくれます。
ただ、編曲しただけではなく、メンバーには、ホグウッドやデイヴィッド・マンロウとのレコーディング経験もあるマイケル・レアードなどがいたので、古楽演奏に関する知識や情報も、当然得ていたのも、不思議ではありません。 その上、編成が、トランペット2に対して、フリューゲルホルン4という編成は、イギリス伝統の金管バンドのスタイルも感じさせます。 そういう要素が、織り合わさって、斬新ながらも、オーセンティシーな要素も十分な音源が出来上がったのです。
あいかわらず、これを超える音源が出ないのも、不思議な話。
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