Jascha Horenstein1898-1973 没後50年です。
現ウクライナのキエフ(キーウ)生まれ。 1911年に、家族でウィーンに移住、フランツ・シュレーカーに師事する。 その後、ベルリンに移り、フルトヴェングラーの助手として活動。 1920年代から、ウィーン・フィルやベルリン・フィルの指揮をするようになるが、ナチスの勃興と共に、ユダヤ系のため亡命を余儀なくされ、1940年に、アメリカに移住。 最終的には、アメリカに帰化。 ロンドンにて客死。
20世紀前半に、同時代の作曲家を積極的に取り上げたことで有名です。 特に、まだ、一般的でなかったブルックナーやマーラーを頻繁に取り上げ、マーラー演奏のスペシャリストとして録音も残っています。 新録音こそ出ませんが、たくさんの音源が、今なお流通していて、熱心なファンのいる指揮者です。 演奏スタイルは、まさに、後期ロマン派。 濃厚なロマンのうねりが、聴こえます。
では、マーラーの交響曲第1番「巨人」です^^b