テラークは、1998年からDSD録音を始めます。 デジタル録音としては、とりあえずアナログに匹敵するなめらかさを表現できる規格です。 (今では、サンプリング周波数を極限まで上げたり、周辺機器(ミキサーやケーブルなど)を、最新のものにしたりして、さらに進化していますし、マルチ・ビットでも、DSDに相当するのは32bitですが、36bitなんてのも表れてます。) テラークは、レコーディング時点で、最良の機材を使っていて、ここでも、最新のコンソールやモンスター・ケーブル社の、最新のケーブルを使用しています。
ロサンゼルス・ギター・カルテットは、1980年にロサンゼルスで結成され、1990年代初めからレコーディング活動を開始し、クラシックのみならず、ジャンルを超えたレパートリーで、世界的に活躍しています。 この、アルバム「ラテン」も、スペインや南米だけでなく、スティングの「フラジャイル」なども、収録しています。 ギター4本という、余裕のある編成を生かし、ダイナミックで繊細な音楽を作り上げています。 スタジオでの録音ですが、音量の小さいギターゆえに、ある程度マイクを近づけていますが、スタジオ内のエコーも、うまく収録していて、臨場感あふれるものとなっています。 そして、最新の機材によるDSD録音の、広大なサウンドステージと生々しい音は、必聴です。
では、その中から、ビゼーの「カルメン組曲」を。 劇中の音楽をうまく抜粋して、作品全体を理解できるようにしてあります。
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