ながらく、アルベール・ヴォルフの、代表的名盤とされ、何回となくリイシューされてきた音源です。 グラズノフの、バレエ「四季」は、1900年に作曲され、四季おりおりのロシアの自然の風物を擬人化したもので、特に筋はなく、全1幕4場の、こじんまりしたものですが、後の抽象バレエの先駆と、言われています。 この作品の音源は少なくて、ヴォルフ以外では、アンセルメ、ロジェストヴェンスキーくらいで、あとは、アシュケナージ、デ・ワールトぐらいが、確認できるぐらいでした。 1956年と、ステレオ初期の録音ですが、当時の、パリ音楽院管弦楽団の特徴を、しっかりと聴けて、ロシアが、最初は、フランスから音楽を輸入したのを思い出させるカラフルな響きです。
そろそろ季節なので、秋を(笑