ジョージ・セル | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

 George Szell(1897-1970)、没後50年です。 もう、クラシック好きなら、知らないとモグリと言われる人です。 クリーヴランド管弦楽団を、世界トップクラスにして、今なお、世界中で、音源が聴かれている人です。 

 ハンガリー人の父と、スロヴァキア人の母との間に、ブダペストで生まれました。 幼いころからピアノ演奏に才能を示し、3歳でウィーン音楽院に入学、ピアノ、作曲、指揮を学ぶ。 11歳で、ピアニスト、次いで16歳で指揮者としてデビュー。 さらに、ベルリン・フィルに、指揮者、ピアニスト、作曲家として出入りするようになる。 1917年から、ドイツ各地の歌劇場で活躍して、エーリッヒ・クライバーのもとで、ベルリン国立歌劇場の第1指揮者を務めた後、プラハの、ドイツ歌劇場の音楽監督に就任。 しかし、ナチの台頭により、イギリスに拠点を移したが、1939年の、オーストラリア~アメリカツアー中に、第二次世界大戦が勃発し、帰国を断念、そのまま、アメリカに移住する。 NBC交響楽団や、メトロポリタン歌劇場などに客演する生活を続けた後、1946年、当時まだ、一地方オーケストラだったクリーヴランド管弦楽団の音楽監督に就任。 有力な代議士の後援を得て、オーケストラのマネージメントの全権を掌握する条件でサイン。 これにより、セルの理想を実現するために、非情ともいえる大胆さで、たちまち、世界クラスのオケとなったのでした。 セルの目指した演奏は、当時主流の主情的なものではなく、アポロ的な明晰なものでした。そのために、管楽器などに、あえてスター的な奏者を置かず、全員が、アンサンブルに奉仕する組織にしたのでした。 最初は、「冷たい」などと、揶揄されたこともありましたが、最新のリマスタリングや、クリーヴランド菅以外を振った音源などで、決して、機械的な演奏する指揮者ではないことが、証明されています。 

 

またもや「新世界」ですグラサン コンビを組んで十数年目の録音なので、さすがのクオリティ。 基本が古典派なので、均整の取れた音楽ですね。 先週のバルビローリが、ロマン派の人なので、興味深い違いが。 でも、どちらがいいか?と、いうのは、一概には決められません(実は、両方とも好きw)。

 

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