馬券は買わないと当たらない、CDも、聴いてみないとわからない(ぉぃw 個人的には、フランス近代が大好きで、特に、フランス系の奏者でなければ出せないものを、強く感じているので、普通は、こういったフランス以外のオケと指揮者のものは、手を出しません。 ただ、安かったのと、この年代の作曲家は、多くは、18世紀ドイツ=オーストリアのスタイルを踏襲しているので、フランス以外の指揮者&オケでも、案外、違和感がなかったりするので、買ってみたのです。 このセットで、一番感心し、ベルリン・クラシックスというレーベルが、旧東ドイツの威信をかけてリリースしていたんだな、と、感じたのが、クラウス・ペーター・フロール指揮ベルリン交響楽団(現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)の、サン=サーンス、交響曲第3番ハ短調「オルガン付」。 クラシック好きには、有名な作品で、オルガンとオーケストラが、一体となって、多彩でスペクタクルな響きを生み出し、コンサートでも、演奏効果が絶大なものです。 それゆえに、アナログ時代から今日まで、これだけダイナミック・レンジの広い演奏を、どうやって、CDというフォーマットに収めるかを、レーベル主宰者やエンジニアが、腐心してきました。 これは、1986年収録。 つまり、デジタル録音初期で、アナログとの違い(ダイナミック・レンジの広さ、より細かい音が明瞭に聴ける)を、強く押し出しているところが多かった時代です。 演奏は、フランスの作品だということを意識しながらも、オケ自体の個性を崩さず、心持ち明るい音色にしたものです。 それでかえって、サン=サーンスの独自の響きが、確認できます。 そしてその、オケ+オルガンの強弱の激しいサウンドを、もらさず収録しています。 少し、引き気味のフォーカスで、録られているため、小さいボリュームでは、物足りないですが、少し、ボリュームを上げて聴くと、当時のデジタル機器の、ほぼ限界近いところまで駆使して、広大なサウンド・イメージを、実現していることがわかります。 特に、第1楽章第2部の、静かな部分の、オルガンの存在感と、オーケストラとのバランスは、すばらしい。 これを、DSDマスタリングしたら、注目されること、間違いなしでしょう。 いや~、恐れ入りました。
では、その、第1楽章第2部を。ヘッドホンでも、いいですよ^^b
オルガンの自然な響きとオケの響きがうまく融合。
Berlin Classics BC0013582 輸入盤 \2.900ほど
