ラヴェルの、バレエ組曲「ダフニスとクロエ」には、おびただしい数の名演がありますが、フランス的なる物を体現してなお、トップクラスの演奏の1つに、この、ミュンシュ/パリ管盤を、あげることに異論を唱える人は、少ないのではないでしょうか? まず冒頭の、木管アンサンブルから圧巻です。 さすが当時のフランス・オールスター、一糸乱れぬアンサンブルと見事な表現力。 その後も、静かに、緩やかに進行しながら弛緩せず、クールな表現を維持しながら、まったく破綻のないフォルテッシモへ到達します。 まさに、「世界に誇れるフランスのオーケストラ」の、意地とプライドを、見せつけられる思いです。 やはり、このアルバムが、ミュンシュ/パリ管の、代表的名盤と言われるゆえんでしょうか?
いや、まったく素晴らしい^^b
ワーナーミュージックジャパン WPCS28052 国内盤 \1.728