ミュラー=ブリュールの白鳥の歌 K.251,334 | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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 去年(2012)亡くなったヘルムート・ミュラー=ブリュールが、最後に録音したディスクが、発売されました。 ヘルマン・アーベントロートが、創立したケルン室内管弦楽団を、引き継いで、約半世紀、 同オケを、ヨーロッパ有数の室内オケにした功績は、すばらしい。 現代楽器ながら、弦楽器19名+管打楽器という、ピリオド楽器オケほどの、小編成から、オーセンティックで清新、時に、個性的な表現を引き出し続けましたね^^b そして、このラスト・レコーディングでは、自身の本当のスタイルを、顕したように思います。 元々、アーベントロートに師事したぐらいなので、旧東ドイツあたりの重厚なスタイルであっても、不思議ではないし、実際、今までとは違い、重心が低く、少し、巨匠風なスタイルになっています。 おもしろいのは、それを、ノン・ヴィブラートで、やっていることw '07年から、ほとんど、指揮活動から遠ざかっていたミュラー=ブリュールが、最後にたどり着いたのは、旧東ドイツの、どっしりとしたスタイルと、ピリオド奏法の融合だったのでしょうか? このあと、指揮者不在になったケルン室内管も、尋常ではない集中力で、まさに、彼岸の美を、達成しているように思います。 1人の実直な指揮者の、雅やかな遺言。


モーツァル「喜遊曲K.334(抜粋)」ミュラー=ブリュールCCO

この録音の3ヵ月後に、亡くなりました。

今頃、モーツァルトや、ハイドンなんかと、酒でも飲んでたりしてw


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