ミシェル・シュヴァルベ氏死去 | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

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 10月9日に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の、伝説的第1コンサートマスター、ミシェル・シュヴァルベ氏が、亡くなったそうです。 享年93歳。 パリで、エネスクなどに、師事し、ソリストを目指すも、折りしも、ナチス・ドイツが、暗躍する時代、ユダヤ系の氏は、スイスに亡命。 スイス・ロマンド管の、コンサート・マスターに就任。 同時に、ルツェルン祝祭管の、コンマスにも、就任。 しばらく、スイスを中心に、活躍するが、’57年、カラヤンから、ベルリン・フィルの、コンマスに是非、と要請があったが、ナチスの記憶があり躊躇。 しかし、「戦後ドイツとの和解」と、考え、受諾し、以後、30年間、カラヤンの片腕として、活躍したのでした。 ボクが、いまだに、覚えているのは、来日した時に、「題名のない音楽会」に、出演し、TV公開レッスンをした時のことです。 ヴィヴァルディの四季を、課題とし、確実に弾こうとする受講生に対し、「同じ長さの音符であれば、より長く弓を使えば、ppでも、ffでも、より、美しく響くはずです」と、いい、その場で、実践してみせ、受講生と、同じ長さの音符を、倍以上の弓の長さを使って、つややかで、美しい音色を、出していたことです。 いい演奏のためであれば、どんな苦労もいとわない、その姿勢が、今も、強烈に記憶に残ります。 その、偉大な芸術家の死を悼むとともに、名演の1つである、「シェエラザード」を、聴きながら、ご冥福を祈りたいと思います(-人-)


交響組曲「シェエラザード第3,4楽章」M・シュヴァルベ(vn)

すべてのソロが、違うニュアンスで^^b


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