ベートーヴェンのライバルその1
アントニオ・カシミール・カルテリエリ(1772-1807)。 ボヘミア出身の作曲家、指揮者、声楽トレーナー。 ベートーヴェンとほぼ同じ時期、アルブレヒツベルガーやサリエリに師事し、ベートーヴェンとも親しかった人。 特に、管楽器の用法は、ベートーヴェンが、影響を受けたとも言われています^^ 35歳目前で亡くなったため、影が薄いですが、最後には、ロマン的な作風になったところもあり、やはり、天才の部類だったようです。 ここまで書くと、聴いてみたい人、多いでしょ?(^皿^) 実際、最近、続々と復活している、ベートーヴェンの周囲の作曲家同様、ドイツ=オーストリア系ど真ん中の作風は、すごく、なじみのあるもの。 ベートーヴェンが、管楽器の協奏曲を作ってたら、こんな感じになったかも? と、思わせますね^^b このCD、またもや、あの、ディーター・クレッカー(Cl)のアルバムで、Vol.1は、クラリネットの、このVol.2は、クラリネット、2本のクラリネット、そして、フルートのための協奏曲を収録。 フルートも、収録当時(今もか?)ベルリン・ドイツ響のソロ・フルートの、コーネリア・ブランドカンプで、申し分のない演奏です。