10年前の音源復活②
フランス製のギターって、中音域が豊かなのが特徴だそうです。 それを愛用する、フランス人ギタリスト、フローリアン・ラルース(Florian Larousse)。 2009年の、アメリカ・ギター財団コンクールの覇者で、そのごほうび録音がこれ^^ ちょっと細身だけど、粒立ち豊かな楽器を使い、ダウランドのリュート曲から、19世紀の、ロマンティック・ギターの、レゴンディ、コスト、20世紀のホセ、ダンジェロまで、400年にわたる年代の曲を弾きこなしています。 それぞれ、高い完成度で、ダウランドは、リンドベルイと聞き比べても、そう差はないほどだし、20世紀物も、違和感なし。 でも、一番共感を持って弾いているのは、ナポレオン・コスト(1806-83)でしょうか? ソルに学んだフランスの巨匠のロマンティックな接続曲風の作品から、繊細にして豊かな音楽を引き出しています。
じっくり、聴いてください^^b